10人の勇敢なライオンとたった一人の中町公祐

開幕4試合を終えて、1勝1敗2分。失点は3。
いずれも相手は昇格射程圏内のチームであっただけに、
この結果はチームにとって大きな自信を与えるものでした。
勝ち点3が欲しいホームでの愛媛戦。
大事な試合で取りこぼすのが伝統のベルマーレ。結果は。


ベルマーレは、
アジエルを中心とした高速カウンターで次々とゴール前を脅かし、
若い愛媛FCを翻弄するベルマーレ。
しかし、後半。MF中町が立て続けにイエローを受け、退場。
優勢に試合を進めていたベルマーレは10人での戦いを強いられた。
中町公祐は、その非凡なサッカーセンスから、
中田英寿の後継者と呼ばれ、将来を嘱望されていた選手で、
現役の慶大生という肩書きも持つ異色のJリーガーでもある。
そのプレーの淡白さや、運動量の低さ、守備面での脆さなどが目立ち、
チームとサポーターの信頼を勝ち得るにはいたらなかった。
しかし、迎えた今シーズン。
守備面でも成長を見せ、アグレッシブな姿勢を見せる中町は、
セットプレーのきっカーを任されるなど、飛躍の年を予感させていた。
この試合でもチャンスをいくつも演出し、攻撃にアクセントを加えていたが、
危険なタックルでの退場。
足の裏を見せてのタックルでの退場はこれが初めてではない。
天皇杯での浦和レッズ戦でも、重要な場面で退場となり、チームの期待を裏切った。
繰り返された過ち。
中町公祐が自分をコントロールし、人間的にも大きく成長したとき、
チームは彼を中心としたファミリーとなっているのかもしれない。
その後、斉藤、ジャーンの安定感抜群のセンターバックコンビが体を張って守り、
守りに入ることなくアジエル、石原は何度も果敢にゴールへアタックし、決定機を迎えたものの、スコアレスドローで試合は終了した。
この後続く草津・徳島戦がより重要な意味を持つようになった。
ここで2連勝、もしくは勝ち点4を獲得することが出来れば、
J1昇格が現実的な目標となるかもしれない・・・。

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