クラブ史上に残る大逆転劇の不思議。

湘南ベルマーレは、日曜日のアウェー戦、カターレ富山に前半で2点のビハインドを背負う展開となりましたが、
後半に3点を奪い、クラブ史上に残る大逆転勝利を収めました。
しかし、反町監督からのコメントからも、これが会心の勝利と単純に喜べる内容でないことがうかがえます。

反町監督が試合後に、こんなコメントを残しました。

勝ったんですけど、まだ実感が湧かないような、そんな試合だったと思います。いいところも悪いところもよく出た試合だったかなという風にも感じています。
後半、富山さんが足が止まってきた時間帯が早かったので、それが奏功したのかなと思います。今日は我々が何かをしたのではなくて、その相関関係だけかなと思います。

ベルマーレは2点のビハインドを負ったわけですが、いずれもミスからの失点。
攻撃ではまったく起点が作れずに、中盤でのボールロストを繰り返すか、
ロングボールを屈強な富山DF陣に弾き返されるかのどちらか。
正直な話、湘南としてはまったく見るべきところのない前半となりました。

後半、高山を投入し、高山が縦横無尽にフィールドを駆け回ることで、
ようやくボールが動き始めたという印象です。

臼井と田原のゴールで2点を返し、80分、高山のゴールで逆転。
この高山のシュートが後半4本目のシュートです。
後半は富山に攻撃の形が作れない時間が長かったものの、
それでもワンサイドという展開ではなかったことはシュート数からも見てとれます。

結果だけ見れば大逆転勝利。
ただ、その内容としては攻撃がハマったとは言い難い試合内容であったと思います。

これまで5試合勝ち点から見放されていたといっても、
辛抱強く勝ち点1を積み重ねていたことがモノを言っている。
ここから一歩ずつ前へ進んでいけることを期待したい。

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