15試合目の鬼門。愛媛で直面した課題。

湘南BMWスタジアム

連勝記録の更新を狙い挑んだJ2第15節。
湘南ベルマーレは愛媛FCに0-1で敗戦、開幕から続いた連勝は14でストップしました。

この試合、縦の推進力を武器にしてきた湘南ベルマーレは、
パスミスから逆にその背後の広大なスペースを突かれ、前半7分に先制点を許します。
その後は引いてブロックを組み、自陣に籠城する愛媛FCを攻めあぐね、無得点。

伝統的に苦手な四国アウェー、呪われたかのように
少しずつ前後にずれる横パス、
無人のスペースに彷徨うクロスボール、
枠から逸れていくシュート。
放ったシュートの本数は愛媛の に対してベルマーレは23本。

圧倒的なポゼッションだったが、引いて守る相手に対して、
ウェリントンの空中戦と藤田のクロスにしか活路を見いだせませんでした。
前線から相手守備陣を混乱に陥れてきた大槻は負傷で交替、
変化をつけられるはずの梶川諒太は精彩を欠き、
前節のヒーロー吉濱も存在感を示すことはありませんでした。
状況を打開するために頻繁なポジションチェンジを繰り返した采配も奏功することはありませんでした。

さて、大きな課題が残ったのが、引いた相手をどう崩すのかという問題です。
ドリブルで仕掛けることのできる菊池大介を前半終了時に下げてしまったことも一つの要因と思われますが、
大竹や古林将太を長期離脱で失ったチームは変化をつけるための攻撃のオプションが不足し、
今後は個人でどう打開するかということが問われます。

そして、今までミドルレンジからの得点がなかったことが示す通り、
引いた相手を崩すためのミドルシュートの精度の低さも露呈したようです。

記録を作ることがゴールではなく、
課題を克服し、J1で通用するサッカーを目指すことがゴール。
もう一歩湘南スタイルが深化するためのものだったと、そう思いたい。

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