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2006年05月21日

介護サービス情報の公表制度は介護サービスの質を変えるか?

今年4月、介護保険の改正に「介護サービス情報の公表」が盛り込まれました。

利用者本位の視線に立ち、
利用者が選択するための事業所情報の開示が義務付けられました。

事業所が提出する事業所の基本情報と、
第三者評価の情報が公表され、
サービス利用者・ご家族に提供される仕組みです。

果たして、「介護サービス情報の公表」で、
サービスの質の向上につながるのか。

介護サービス情報の公表は、
事業所の基本情報は調査による確認を経て公表されるため、
悪質な事業所に対する効力を持つものと考えられますが、
サービスの質自体に対する情報を公表するものではありません。
調査はあくまで事実関係の確認であって、評価・格付を目的としたものではないのです。

果たして、基本情報の項目を埋めただけの情報で、
利用者はサービスの質を見極め、サービスを選択することができるのでしょうか。

情報開示される事業所の基本情報に、
「ホームページアドレス」という項目が設けられています。
情報開示は介護サービス情報公表センターのホームページなどを通して行われるため、
事業所独自のホームページへのリンクがあることで、
理念やサービスをアピールし、選ばれる事業所となるために、
必要な情報をホームページを通して提供することができます。

選ばれる事業所となるために、
ホームページ(ウェブサイト)の重要性はますます高まっています。
ホームページをまだお持ちでない事業所様、
およびホームページのリニューアルをお考えの事業所様、
どうぞお気軽にご連絡ください。

利用者による介護サービス(事業者)の適切な選択に資する「介護サービス情報の公表」(情報開示の標準化)について報告書

「介護サービス情報の公表」制度の施行について(厚生労働省資料:PDF)

「介護サービス情報の公表」がはじまります(パンフレット:PDF)

このサービス情報の公表ですが、
事業者には情報開示のために必要な費用負担が発生します。

事業者様からはこんな声も・・・。

タカトシ記:介護サービス情報の公表

こちら居宅介護支援事業所!:介護サービス情報公表手数料が確定


こちらに全国都道府県の公表手数料一覧があります。

けあとも:介護サービス情報 公表手数料が確定 多くは5~6万円
かなりバラつきがありますが、う~ん、やっぱり高い気がしますね。。。

投稿者 welconnect : 10:52 | コメント (0) | トラックバック

2006年05月16日

Google Mapsを使ってみて

自分の個人ブログで、
Google Mapsを使ったコンテンツ作成をしてみました。
まずはご覧ください。

横浜市瀬谷区・防人の唄マップ

Google maps editorというオープンソースのソフトを使用しています。

個人ブログの中で紹介した地元の名所を紹介しているのですが、
このGoogle mapsを使って、まだまだいろんなコンテンツの可能性がありますね。

たとえば、社会福祉協議会のウェブサイトであれば、
地域の中の施設などの事業者や社会資源を紹介するコンテンツを作ることもできます。
いくつもの事業所を抱える法人や企業のウェブサイトであれば、
地域内の自分たちの事業所を紹介するコンテンツを作成することもできます。
また、地域に根ざした活動を目指す事業者さんであれば、
お世話になっている地域の商店や観光地などを紹介するコンテンツを作ることもいいかもしれません。

いずれにしても、Google mapsを利用したコンテンツにはまだまだ大きな可能性があります。
Google mapsを利用したコンテンツが欲しい事業者のみなさん、ぜひ一声おかけください。

あと、google maps導入の際には、
アクセシビリティへの配慮を忘れてはいけませんね。
Google maps自体、アクセシビリティが確保されているプログラムではありませんので、
代替コンテンツを用意することも大事です。

ちなみに、日本語ではグーグル・マップ。
英語ではGoogle Maps。

「s」はどこへ消えてしまったんでしょう・・・。

投稿者 welconnect : 10:40 | コメント (0) | トラックバック

介護コンサルタント(介護福祉事業のコンサルタント)とウェブコンサルタント

なかなか更新もままならず。。。

この間、ちょこちょこと介護事業のコンサルタントをしている企業などの
ウェブサイトをぱらぱらと見ていると、
少し気になった点があったので、このブログで書いてみようかと。

その気になった点というのは、

いずれもウェブアクセシビリティが極めて低い

ということです。
もちろん、介護コンサルタントであれば、
介護福祉関連の事業主が取引相手になるわけで、
アクセシビリティなんて必要ないじゃないか、といわれる方も多いかもしれません。
が、ウェブサイトは企業の顔であり、
アクセシビリティは企業としての姿勢を明らかにするものです。

アクセシビリティへの理解の無い介護コンサルタントが多ければ、
介護関連の事業主にウェブサイトに関する知識がある場合は少ないわけで、
コンサルタントを通して作成を依頼されるウェブサイトにアクセシビリティが備わっていないのも
当然うなずけます。

介護コンサルタントが非常に脚光を浴びているなか、
残念なことにウェブ環境はいっこうに進展しない介護業界。

見栄えのいいウェブサイトは多くなりましたが、
デザインには、ユーザビリティやアクセシビリティなどが含まれて、
初めて意味を成すものです。
介護コンサルタントの方々がより深くウェブを理解することで、
介護業界のウェブ環境は大きく前進すると感じた今日この頃・・・。

投稿者 welconnect : 10:29 | コメント (0) | トラックバック