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2006年11月22日

当事者が発信するアクセシビリティ関連のイベント

アクセシビリティに関するイベントが開催されますので、
このブログを通して告知したいと思います。

情報メディア学会第8回研究会 『disabilityからabilityへ―インターネット時代の情報アクセシビリティ』

◇日時:11月25日(土曜日)
◇時間:9時30分~17時45分(特別講演は14時15分~)
◇会場:東京大学本郷キャンパス工学部2号館新館9階 情報学環プレゼンテーション
ルーム
◇受講費:1,000円

NPOハーモニー・アイが協力するイベントです。
視覚障害の当事者2名が講演するということで、
当事者から見たウェブアクセシビリティについての話が聞かれそうですね。

続いて、こちら。

アメディア・ウェブアクセシビリティ・アワード

そこで、今回、WEBJISで対応すべしとしている39の技術項目のうち、なんと24
もの項目が関係してくる音声環境でのユーザーを大賞とした評価を行ってみよ
うということになりました。

そして、ただ体感的に評価して点数を出すだけでは面白くありませんので、
・ウェブアクセシビリティ大賞
・音声好感度大賞
の2つの賞を設け、12月23日に中野サンプラザで行われる第17回アメディ
アフェアの場で、受賞者を表彰することと致しました。

この企画、本当に音声ブラウザでホームページ内容を聞いている人達がアクセ
スして、体感だけで点数を付けますので、もしかすると、WEBJIS的には全くだ
めなページが大賞をとるかも知れませんよ。

だんだん、利用する当事者とウェブ制作側との間での
感覚のギャップというものが生まれてきているということでしょうね。
こういった当事者発信でウェブアクセシビリティを考える機会が増えているというのは
非常にうれしいことですね。

投稿者 welconnect : 18:57 | コメント (0) | トラックバック

2006年11月12日

福祉情報技術コーディネーター試験1級、受けてきました。

試験受けてきました。
福祉情報技術コーディネーターという民間資格なのですが、
障害のある方のIT利用やアクセシビリティなどを専門にした資格です。
どんな人が資格を取っているのかはよくわかりませんが、
福祉と情報(IT)とを結びつける資格ということで、
個人的にも興味があり、受験してみました。

悲しいくらいに準備もできず、
それなのに1級を受験したことに後悔・・・。
手ごたえがないというわけではなかったのですが、
何しろ正解80%が合格ラインということで、
これ、ちょっときつい感じがします。
一部、〇×問題とかあった分、合格ラインを高めに設定しているんでしょうね。
あと、小論文の問題もありました。
自閉症の子供が授業に集中できずに・・・というのが問題でしたが、
なんだか支援技術と結びつかない教育論ばかりになってしまったのは
教員免許を持っているからなのか・・・。

とにかく、この資格・試験についての情報がないので苦労しました。
なので、いっそのこと、
この資格に関する情報サイトでもつくってみようかな、と計画中・・・。

また機会があればこの資格についての記事も書いてみようと思います。
合格発表は来月4日だそうですが、さすがに結果は目に見えているような・・・。

投稿者 welconnect : 19:40 | コメント (0) | トラックバック

2006年11月06日

自治体サイトのアクセシビリティにおける格差。

自治体サイトアクセシビリティ調査結果と今後の対応を考えるセミナーを開催

 アライド・ブレインズ株式会社は、独自に開発したホームページの品質を解析するプログラム「CRONOS2(クロノス2)」を用いて全国180自治体ホームページのアクセシビリティ対応状況を調査し、そのランキングと5段階のレベル分けによる結果を発表するセミナーを11月7日に開催する。

 2004年6月にウェブアクセシビリティJIS(JISX8341-3)が制定、2005年12月には総務省から「みんなの公共サイト運用モデル」が発表され、自治体ホームページのアクセシビリティ対応は一層急がれている。

 同社では、2005年にも都道府県のトップページや主要ページを抽出して調査を行ったが、今回の調査ではホームページの公開されている全ページを点検しているため、各課で作成したページや古いページなど、下層を含めたホームページ全体の品質を明らかにし、アクセシビリティの基本対応がどの程度できているか、発展対応にどの程度着手できているかを把握することができた。

 11月7日に開催する「第5回A.A.O.セミナー:2006年自治体サイト全ページアクセシビリティ実態調査報告」では、自治体サイトのアクセシビリティ対応の現状、問題点について、地方自治体など公共機関向けに詳しく解説し、セミナー参加者に簡易レポートを無償で提供する。また、同セミナーでは、「CRONOS2」によるプログラム診断に、専門スタッフによるJIS規格診断やユーザー評価を組み合わせた総合的なアクセシビリティ診断サービスの発表も予定している。

自治体サイトはアクセシビリティにおいてもかなり進んでいるという印象を受ける方も多いと思います。
実際、先日発表されたアックゼロヨンアワードでも、
兵庫県、島根県、浜松市といった、いわゆる自治体サイトが受賞しています。
豊富なコンテンツでありながら、高いユーザビリティ、アクセシビリティが求められる自治体サイト。
だが、そういったアクセシビリティ対応がどの自治体にも備わっているかというと、
そういうわけでもありません。
現に、自分の住んでいるところ(横浜市○○区)のサイトも・・・。
県レベルではかなり積極的にすすめられているものの、
単位が小さくなるにつれてアクセシビリティが不十分に感じられます。
身近な行政単位だからこそ、生活に密接にかかわり、必要な情報も多いのですから、
アクセシビリティが全国で大小関わらずどの自治体にも備わっている社会を期待します。

投稿者 welconnect : 01:05 | コメント (0) | トラックバック

2006年11月02日

アックゼロヨンアクセシビリティアワード2006、各賞発表!

ウェブアクセシビリティの優れたサイトを表彰する
ウェブアクセシビリティの最高峰、
アックゼロヨンアワードのグランプリおよび各賞の発表が行われました。

アックゼロヨン・アクセシビリティアワード2006

グランプリに選ばれたのはみずほ証券
証券会社なだけに、お堅いイメージですが、
信頼と安定、まさに骨太なアクセシビリティ。
豊富なコンテンツを上手に整理し、見本となる作品ですね。

大手企業や自治体を中心にラインナップされていますが、
その中でひときわ目を引くのがチャレンジド賞を受賞した横浜市立盲学校

最もアクセシビリティを肌で必要としている盲学校のウェブサイトが
こういったアワードを受賞するということは非常に価値あることです。
一度、このウェブサイトについてのプレゼンを聞いたことがあるのですが、
季節によってデザインを変化させ、
やわらかい雰囲気にさらに暖かみを持たせています。
日本電子専門学校の学生さんと盲学校の職員とのコラボレーション。
もう一歩踏み込んで、専門学生さんと盲学校の生徒との間で
コンテンツ作成などを進めるともっと実りあるものになったかもしれませんね。

前回のアワードでは京都のライトセンターが確か何かを受賞した気がするのですが(うろ覚え・・・)、
今度は介護福祉にかかわるウェブサイトがグランプリを受賞することを期待します。

投稿者 welconnect : 00:22 | コメント (0) | トラックバック