2006年10月23日

居宅介護支援事業所(ケアマネ事業所)のホームページのあり方とは

介護福祉のウェブデザインを提供するウェルコネクト。
今回は、ケアマネ事業所のホームページがどうあるべきかを考えます。

ケアマネージャーは、
介護保険の根幹ともいえる重要な役割を担っているのは
みなさんご存知のとおりです。
利用者にとっては、
今まで生きてきた人生の最後を部分でのデザイナーです。
そんなケアマネですら選ぶことができないというのは、
不幸なことだとは思いませんか。
介護サービス情報の公表制度で、居宅介護支援事業所の情報は公表されますが、
肝心のケアマネージャーについては、氏名すらも公表されていません。
ケアマネ事業者を選ぶことはできたとしても、
ケアマネを選ぶことはできません。

できることなら、ケアマネ事業所は
ケアマネ個人の情報をもっと前面に出すべきです。
ケアマネ個人が、
どういう思いをもってその人生に寄り添っていきたいか、
を言葉にすることで、
人生の最後をどんな人に理解して欲しいのかを選択する機会になるのではないでしょうか。

ウェルコネクトが考える居宅介護支援事業所のホームページのあり方は、

ケアマネ個人が見えるホームページであること

です。

府中市では、ケアマネを写真つきで紹介する小冊子を配布しているそうです。
選ばれるケアマネの時代はもうすぐそこまで来ています。

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2006年03月28日

特別養護老人ホームのホームページのあり方

ウェルコネクトが考える「特別養護老人ホームのホームページ」のあり方とは。

特別養護老人ホームは全国におよそ5000施設あり、
その施設によってサービスの質や特徴もさまざまです。
特にハード面での違いは格差が大きく見られています。
新型特養と呼ばれる全室個室のユニットケア施設もあれば、
従来型の4人部屋を主体とした施設もまだまだ多数あります。

プライバシーが保たれ、自分の空間を持てる個室が本当に望ましいのか、
それとも費用負担も少なく、同居者がいることで孤独を感じない相部屋がいいのか、
この議論はまた別の問題としてとらえていきたいと思いますが、
このように、一言で特別養護老人ホームといってもその特徴はさまざまです。

そこで、まず特養のホームページでは、
ハード面に関する情報をオープンにしていくことが大切です。
その環境の中で、どんなサービスを提供し、どんな生活を援助していきたいか、
といった理念を明確に打ち出していくことが重要になります。

また、特養は入所待機者、いわゆる入所待ちをしている人が多いということでも知られています。
入所を希望しているのにもかかわらず、いつまでたっても順番が回ってこない、
自分より後から希望した方が入所しているのはどうして?
といった疑問や苦情が届けられることも少なくありません。

そのため、特養のホームページでは、
入所判定基準の開示をすべきだと考えています。
入所に際しては、その要介護度や家庭環境など、
さまざまな要因を加味して入所判定を行っています。
単純に順番待ちで早いもの順だと思っている方も少なくないので、
こういった情報を伝えていくことも大切です。

また、特養の場合、入所以外のサービス事業を併設していることが多くあります。
デイサービス・ショートステイ・訪問入浴・ホームヘルプなど・・・
そういったサービスを利用するためには、
どのような手続きをすればいいのかといった手順を伝えることも
特養のホームページにとって重要な役割です。

また、施設それぞれに特色を活かした
さまざまな活動(アクティビティ・プログラム)が展開されています。
そういった活動の様子を紹介しておくことで、
入所した後の生活のイメージを膨らませることができます。
それまで培ってきた生活習慣や経験から離れ、新しい環境に適応していくということは、
高齢者にとっては非常に大きなエネルギーを消耗します。
ホームページを通して、そういった活動に関する情報を知ることで、
新しい生活への希望を見つけることができるのではないでしょうか。

ということから、以下の3点を重要なポイントとして提示します。

施設内の設備・環境に関する情報が充実している

サービスの利用手続きがわかりやすく記されている

施設での生活イメージを膨らませるための、活動・イベントの紹介などの情報が充実している


今まで、特別養護老人ホームは、どこも満床で入所待機者で溢れているということから、
積極的な営業活動をする必要性を感じない施設も少なくなかったというのが現状です。
しかし、施設への情報公開に対するニーズは非常に高く、
特別養護老人ホームのホームページに求められる役割はますます大きくなっていくことでしょう。

投稿者 welconnect : 21:56 | コメント (0) | トラックバック

2005年10月26日

ウェブアクセシビリティ導入のポイント

第2弾 ウェブアクセシビリティ・シンポジウム&機器展示体験会・パネル発表会
「ユーザーと企業ウェブ担当者に聞く!ウェブアクセシビリティ導入のポイント」

 日時:11月25日(金曜日) 13時30分~19時00分
 会場:ちよだプラットフォームスクウェア千代田区神田錦町3-21)
 定員:100名(先着順)
 参加費:3,000円(事前振込み)

*1時30分~3時の機器展示体験会・パネル発表会のみ無料で自由に見学ができます。 「あなたのウェブサイトの情報に、だれでもがアクセスできていますか?」

第2弾ウェブアクセシビリティシンポジウムは、前回大好評だった障害者やシニアユーザーの方々の生の声に加え、既にアクセシビリティに取り組んでいる企業のウェブサイト担当者に焦点をあて、バージョンアップしてお届けします。既に取り組んでいるからこそ語れる『導入のポイント』『取り組み方』そして『今後の課題』を、「JIS X8341-3」策定にも関わったコーディネーターが引き出し、最後の基調講演も含めて今後のウェブアクセシビリティについて考えていきたいと思います。

<シンポジウムの見所>
・視覚障害、四肢障害者ユーザー、シニアユーザーが語る使いやすいウェブサイトとは?
・「アサヒ・コム」と「ヨミウリ・オンライン」2大新聞社担当者の初対談とそれぞれの取り組み
・公の場で初めて語る(株)大塚商会、パルシステム生活協同組合連合会の取り組み
・ユニバーサルデザインウェブサービスを提供している(株)カレンの取り組み
・総務省「公共分野のアクセシビリティ確保の研究会」でも活動中の梅垣氏による基調講演

主催:視覚障害者と共に歩む会ハーモニー
協賛:だれでもが使えるWeb実行委員会

というシンポジウムのお知らせです。
ますます重要性が高まるウェブアクセシビリティ。
アクセシビリティの問題を、デザイナーが語ることは多くありますが、
ユーザーの立場が主になって語る機会というのは実際少ないのが現状で、
こういった機会は貴重ですよね。
自分もできたら参加してみたいと思っています。休み取れるかな。。。

主催の「視覚障害者とともに歩む会ハーモニー」のブログがあります。
アクセシビリティに関する取り組みや考え方が書いてあり、
とても興味深いものになっています。ぜひご覧ください。

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2005年10月05日

介護福祉事業者のブログとは

介護福祉事業者のブログとは

介護福祉事業所のホームページでも、
ブログを利用したサイトが増えています。
ただ、安易にブログを作成したものの、
目に見える結果と結びつかなかったからといって、
放置されるブログも少なくありません。

ホームページを作成する場合は、業者に依頼するなり、担当者に依頼するなり、
資金さえあれば、いわば「他人任せ」でかまわなかったというのがひとつの傾向としてありました。
しかし、ブログはそうはいかないのです。
現場の職員が協力して情報を発信していくのがブログです。
ブログに対する意識がホームページの質、
そして、社会に対してのプロモーションの質でもあるのです。

そういった意味で、参考にして欲しいのがこちら。
ビジネスブログを導入した成功例や、そのプロセスなどが書かれている、
ビジネスブログブック。

どういったコンセプトでブログを立ち上げ、
どのようにコミュニケーションをとり、
どうやって成功に導いたのか。
ビジネスブログ導入を考えている方々だけでなく、
広く読んでもらいたい一冊です。

ビジネスブログブック
小川 浩 四家 正紀 上田 一吉
毎日コミュニケーションズ (2005/02)
売り上げランキング: 4,400
おすすめ度の平均: 4.29
4 会社で導入する前に「ビジネスブログブック」
4 価格等の詳細は、別途ご相談……という本
5 トレンド把握なら”○”。

投稿者 welconnect : 16:54 | コメント (0) | トラックバック

WAT-C、Web Accessibility Toolbar 1.2.1 日本語版リリース

WAT-C、Web Accessibility Toolbar 1.2.1 日本語版リリース

オーストラリアの視覚障害者団体が設立したNPOのAISが開発したツールバーです。1人でも多くの人に使ってもらうことで、Webアクセシビリティの重要性に気づいてもらいたいという開発者の思いから、最もシェアの高いWindows版InternetExplorerのツールバーとして開発されました。

この『Web Accessibility Toolbar』には、英語版をはじめ、現在スペイン語、フランス語、イタリア語、日本語、韓国語の各言語版があるのですが、各国の有志がボランティアでプライベートな時間を割いてローカライズを行い、各国で無償ダウンロード配布されています。この他の言語でも着々とローカライズが進められており、世界的なプロジェクトとなっています。2005年9月には、WAT-C(Web Accessibility Tools Consortium)が設立されました。インフォアクシアでは、日本語版のローカライズを担当し、韓国語版についても同様にローカライズを行っています。

アクセシビリティをチェックするためのツールバーです。
自分もこのツールバーを導入しました。
アクセシビリティチェックはもちろんのこと、
これを使ってみて、びっくりしたのはシュミレーションができることですね。

第一色覚特性(赤/緑)、糖尿病性網膜症、白内障、緑内障など、
さまざまな「見え方」をウェブの画面上でシュミレーションできるのです。
アクセシビリティの重要性を考える上で、
これは大きなヒントになりますね。

今後も、このアクセシビリティツールバーを活用していきたいと思います。
みなさんもどうぞお試しください。

投稿者 welconnect : 16:00 | コメント (0) | トラックバック

2005年10月02日

全日本小学校ホームページコンテストを見て。

こんなコンテストがあるんです。正直、びっくりしましたよ。

J-KIDS 全日本小学校ホームページコンテスト

いくつか、選考された作品を見てみると、
手作り感覚が出ていて、児童と教職員がいっしょにつくっているのでしょうね。
おそらくホームページビルダーとかで、
試行錯誤しながら作り上げてきたのだろうと思われます。
それでも、コンテンツの量に関しては、
普通の介護福祉施設のホームページでは逆立ちしても太刀打ちできないでしょうね。

そして、びっくりしたのは、こちら
大阪府泉佐野市北中小学校
ってか、ほとんど毎日更新じゃないの?これ。

全部の作品を見るのは無理だろうと、とりあえず昨年の大賞に選ばれた作品を見てみる。
もう驚きました。
印西市立大森小学校ホームページ

児童がいろんなグループで計7種類のブログを書いています。
まさに、自分たちで作り上げているホームページですね。
こういった活動を通して、得られる自信って大きいですよね。

介護福祉の事業所のホームページってそれに比べたらはるかに遅れているわけです。
サービス対象者と一緒に作り上げていくという観点も、
こういったホームページから学ばなければいけない点かもしれませんね。


トラックバックを送ってしまったら怒られるかなと思いつつ、恐る恐る送ってみたりする。

投稿者 welconnect : 20:30 | コメント (2) | トラックバック

2005年09月24日

Nucleusで介護福祉のホームページ

Nucleusでホームページ作成

先日の記事に掲載したNucleusを導入したサイトを作ってみました。
スキンもプラグインも何もいじくっていないデフォルト状態ですが。

Nucleus CMS Japan
※Nucleusの日本版サイトです。

Nucleusの長所は、
movabletypeと違ってライセンス料が発生しないということですね。
また、設置自体はそれほど手間がかかりません。

ただ、機能的には本当に必要最低限のものしか搭載されていないようです。
たとえば、トラックバックの機能などもデフォルト状態では搭載されていません。
なので、プラグインなどを随時装備していく必要がありますね。

とりあえず、つくってみたのはこちらです。

Nucleus KOTOHAJIME

作ってみてから、どうやって使っていこうかなんて考えているんですけれど。。。
介護事業者のみなさん、
Nucleusでのウェブサイト作成についての質問や手伝いの依頼は、
どうぞウェルコネクトまでご連絡ください。

投稿者 welconnect : 16:41 | コメント (2) | トラックバック

2005年09月21日

ヤフー検索のロボット化 介護施設のホームページはどうなる?

ヤフー検索のロボット化で、検索順位落ちるサイト急増?
 ヤフーがデフォルトの検索をロボット型に切り替える影響で、「Yahoo!カテゴリ」登録サイトの多くで検索順位が落ちるとの予測が発表された。

 ヤフーが10月からデフォルトの検索をロボット型に切り替える影響で、これまで検索結果のトップ画面に掲載されていたサイトの7割が、2画面以降に掲載される──検索エンジンマーケティング(SEM)のアイレップは9月20日、こんな予測を公表した。

 ヤフーの検索は従来、入力キーワードに関連する「Yahoo!カテゴリ」登録サイトを一覧表示した後、ロボット検索結果を表示していた。10月からは、登録サイトの表示を最低限にとどめ、ロボット検索「Yahoo! SEARCH」の結果をメインで表示する(関連記事参照)。このため、Yahoo!カテゴリで上位に登録してありながら、Yahoo! SEARCHとの相性の悪いサイトは、検索結果の順位が大幅に落ちる可能性がある。

先日、このような記事を書きました。
Yahoo!japanの検索結果の表示が変わります。

それによって、yahoo!のカテゴリ登録サイトの
検索順位が下がる傾向が明らかになりました。
これは、介護福祉施設にとっても大きな変化になります。

たとえば、

特別養護老人ホーム
で検索します。
すると、従来のyahoo検索で検索した結果、
最初のページで掲載されていたサイト、18サイトのうち、
今後検索のメインとなるyahooSEARCHで検索した結果で
1ページ目に掲載されていたサイトは、5つのみです。

yahooカテゴリに登録されているサイトが自動的に上位表示される従来の検索に比べて、
新しいページ検索メインのyahooSEARCHでは、
更新頻度や、情報量、アクセシビリティなどさまざまな要素から、
優れたサイトを検索するため、
検索エンジンのはたらきとして有効になります。

たとえば、「特別養護老人ホーム」の検索結果でトップ表示となった

特別養護老人ホーム愛港園

のコンテンツを見れば一目瞭然でしょう。
ブログを中心に構成される莫大なコンテンツの量が
検索エンジンに評価された形でのトップ表示となっています。

ということで、更新されない古いサイトや、閉鎖中のサイトばかりが検索結果表示されていた
yahooの検索エンジンは適正なものになっていくのではないでしょうか。
使われていなかったり、情報に乏しかったりするサイトは、
yahooのカテゴリに登録されていたとしても、淘汰されていくのでしょう。
そして、施設を含める介護事業所にとっては、
ホームページ作成時のSEO対策が重要になるでしょう。
願わくば、ほとんどがほったらかし状態にある施設のホームページが
SEOを意識して更新の活性化がはかられたらいいのですが。。。

投稿者 welconnect : 19:24 | コメント (0) | トラックバック

2005年09月18日

アクセシビリティは誰のため?

さて、介護福祉とホームページとの関係を考えるウェルコネクト。
アクセシビリティについて、考えます。

アクセシビリティという考えは、近年アメリカを中心に広まってきたものです。
障害をもっている人にも、
高齢者にも、どんな環境にある人でも、
正しく伝わるウェブサイトを作っていこうと。
それは、ウェブの標準化という形になって現れています。

ご存知のとおり、アメリカはウェブアクセシビリティの先進国です。
それにならい、
日本でもウェブアクセシビリティへの対応が進められています。

ただ、それを行なっているのは、ウェブデザイナーを中心とする
ウェブ屋さんたちであって、
それ以外の人たちが関心を示すことは少ないのが現状です。

ウェブアクセシビリティが、
障害をもった人や、高齢者のためだけのものだとは言いません。
ただ、残念ながらアクセシビリティが本当に必要なサイトに
ウェブアクセシビリティが実装されていない現実は寂しく思います。

自治体や企業サイトにだけウェブアクセシビリティが備わっていればいいのか。
福祉施設をはじめとする介護事業所の多くは
アクセシビリティの実装されていないウェブサイトを設置しています。

せめて、こういった書籍に紹介される全てのウェブサイトが
何らかの形でアクセシビリティを意識したホームページ作りを行なっていることを期待したい。

すぐ役立つ福祉のホームページ
川村 匡由
ミネルヴァ書房 (2001/02)
売り上げランキング: 600,968
おすすめ度の平均: 5
5 福祉に興味のある人、関係者は必読。


ホームページ作成に際して、対象者を意識したものにすることが大事な条件。
これができていないのは、
ウェブ制作者の技術の問題ではなく、
アクセシビリティへの意識の低い介護事業者側の責任でもあるのではないでしょうか。


情報アクセシビリティとユニバーサルデザイン―誰もが情報にアクセスできる社会をめざして
アクセシビリティ研究会 C&C振興財団
アスキー (2003/03)
売り上げランキング: 79,984
おすすめ度の平均: 3.5
3 「情報行動」という社会学的なアプローチを提唱
4 基本を押さえた非常に良くできたガイド本だ

投稿者 welconnect : 22:39 | コメント (0) | トラックバック

2005年09月04日

有料老人ホームのホームページ作成

ウェルコネクトが考える、「有料老人ホームのホームページのあり方」とは。

まず、
有料老人ホームは、特別養護老人ホームと違って、
さまざまな費用負担が発生します。
入居一時金、月額負担、食費、管理費など、
その費用は特別養護老人ホームのそれよりもかなり大きな負担となります。
そして、それらの金額は入居する施設によってまちまちです。

そのため、有料老人ホームのホームページに必要な情報として、
費用負担がわかりやすく明記されていることが大切です。
月額費用のなかに、食費や管理費などが含まれていたり、そうでなかったり、
その記載方法に規則はないため、その表記もまちまちです。
実際に入居した際に、どのような費用項目の支払いが必要で、
どのくらいの負担になるのかを明記してあることが、
有料老人ホームのホームページには大事です。

また、費用負担が多額になるということから、
有料老人ホームにはその費用負担に見合ったサービスが求められます。
たとえば、

人員配置、
設備、
環境、
食事、など

特別養護老人ホームと比較しての
サービスの優位性を主張することが大切です。
そのための媒体として、ホームページが注目されています。

ますます増加し、競争も熱を増す有料老人ホーム。
大手企業がバックについている施設も多いため、
ホームページ作成に多額の資金を投入している施設も増えています。
それぞれの特色をホームページ上に公開し、
サービス、料金、設備、環境などでの差別化を図っています。
そのために、Flashといったリッチコンテンツ導入にも積極的な傾向が見られています。

ということで、
「介護福祉とウェブデザインを考える」ウェルコネクトが提案する
「有料老人ホームのホームページ」のあり方として、

費用負担が正確にわかりやすく記載されている
サービスの優位性を主張できている

をあげておきます。


有料老人ホームにも低価格競争が始まりつつあり、
有料老人ホームも変革の時代を迎えてきた感がありますね。
社会に求められる施設を、期待します。

投稿者 welconnect : 14:28 | コメント (0) | トラックバック

2005年09月01日

全国老施協ホームページコンテストに思うこと。

先日エントリーさせていただいた、
全国老人施設協議会によるホームページコンテストについてですが、
アクセシビリティについても含め、いくつか見られている傾向について、
簡単な指摘というか、疑問点を。

画像にAlt属性がついていないサイトが多い

アクセシビリティから考えるとかなり致命的です。
音声読み取りブラウザなどでは一切判別されず、
何の情報が載せてあるのかわかりません。
業者がつくったものだとしたら、ちょっと問題かもしれません。
これを見ている業者のみなさん、できましたらいますぐalt属性をつけてください。

フレームを使用しているサイトが多い

これもアクセシビリティの観点から言うとNGです。
フレームがスクロールされずに表示されない部分があるサイトもありました。

更新されないサイトが多い

パンフレットのように、施設の概要やアクセスマップなど変わらない情報だけを掲載した、
更新することを前提としていないサイトが多かったです。
月ごとの行事やお知らせなどの伝達を行っていないサイトの多さが目立っています。
また、お知らせや更新情報を掲載しているサイトがあっても、
その更新頻度が少なかったり、途絶えているものも目立ちます。

FLASHを多用しているサイトが多い

見栄えを意識して、動きのあるサイト作りを心がけているというのはいい傾向ですよね。
が、本当にそのFLASH必要なの?というものもある気がするのですが。

ブログ搭載サイト、なし

昨年度のホームページコンテストでは、ブログを利用したサイトが目立ちました。
情報をオープンに、現場から伝えていくという潮流がみられていたのですが、
残念ながら、今回はブログを搭載したホームページはありませんでした。
現場発信の情報提供やネットワーク機能を備えたブログに注目が集まっていたのですが、
エントリー作品を見ると時代やムーブメントを的確に反映したものではなかったようで、
残念です。

デザイン上の見栄えやレイアウトの話は、自分が言うことではないので抜きにして。

問題はサイトをつくる際のコンセプトで、
どんなものを作って、どんな情報を提供したくて、どんな人に見て欲しいのか、
ホームページにどのような役割を求めているのかはそれぞれに違っているはずです。
その施設ごとの独自性という点で、
ホームページに反映しきれていないという点で歯がゆさを感じます。

投票は9月5日まで。
どんなサイトがグランプリになるのか、評価が楽しみです。

投稿者 welconnect : 20:14 | コメント (0) | トラックバック

2005年08月24日

アックゼロヨン・アクセシビリティアワード決定

アックゼロヨンのアクセシビリティアワードについて、
先日の記事に書きましたが、
各賞が発表されています。


総務大臣賞
名古屋市公式ウェブサイト

厚生労働大臣賞
自治体サイトウェブアクセシビリティ調査

経済産業大臣賞
株式会社ハマ企画

国土交通大臣賞
京都府ホームページ

これらの受賞作品の発表及び授賞式は2005年8月18日に行われた、プロップ・ステーション主催の第10回・チャレンジド・ジャパン・フォーラム2005 国際会議 in Hyogo/Kobeで行われました。

イベント当日のレポート、及び審査コメントなどは後日詳細ページでご報告させていただきます。

ということでした。
でも、こういった各省庁の名前が並ぶというのは、
いかにアクセシビリティという取り組みが重要なのかを意味していますね。

残念ながら、唯一介護系のウェブサイトだったサイトは受賞できず。。。

でも、いずれもすばらしいサイトです。
評価についてのコメントやレポートがアップされるのを楽しみにしましょう。

投稿者 welconnect : 22:24 | コメント (0) | トラックバック

2005年08月14日

政党のウェブサイトにおけるアクセシビリティって。

こんなのを見つけたので。

■[時事]政党の公式サイトってどうなのよ

どこの政党も本格的にアクセシビリティって考えているわけではないんですね。
日本の政治がいかに「ひとにやさしい」のかがウェブで表現されてしまっているんです。
障害者自立支援法。改正介護保険法。。。
当事者に負担を課し、社会保障費の抑制を図る近年の風潮が納得できるような。。。

投稿者 welconnect : 08:50 | コメント (0) | トラックバック

2005年08月07日

アックゼロヨン、アクセシビリティアワード。

アクセシビリティについてですが、
現在、「アックゼロヨン」という取り組みが行われていて、
アクセシビリティを推進する運動ですね。
「アックゼロヨン」のウェブサイトでは
アクセシブルなウェブサイトを表彰するんだそうです。

もう、申込終了しちゃったようなんですが。。。

主催者は社会福祉法人プロップステーション。
チャレンジド(一般的にいわれるところの障害者)が、
ITの活用によって就労するのを支援する団体です。
ということで、社会福祉法人なんですね。
高齢者・障害者でもアクセシブルなウェブということで、
「アック・ゼロヨン」のアクセシビリティアワードなわけです。


自分も、アックゼロヨンのキックオフイベントを見に行きまして、
それ以降、CSSってすげえな、と。
CSSにしたからってアクセシブルなわけでは必ずしもないわけですが、
それから勉強しようと考え始めたくちです。

こうやって社会福祉法人で、ウェブアクセシビリティを推進しようって言ってるのに、
多くの施設・事業所ではアクセシビリティ完全無視なウェブ作りをしているわけで、
介護福祉に関するウェブサイトだからこそアクセシブルでなければいけないのに。
介護の現場で働く人間としては歯がゆい想いを感じずにはいられません。
アクセシビリティはウェブ屋さんのためのものではないのだから。

ということで、
介護福祉事業所さん限定にホームページの作成サービスをやって、
少しでもアクセシビリティの推進に貢献していけないものかと、
現在勉強中。。。勉強、勉強。。。

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2005年08月02日

平成17年度全国老施協 ホームページコンテスト

毎年、全国老人福祉施設協会(老施協)では、
施設のホームページコンテストを開催しています。

概要はこちら

全国老施協 ホームページコンテスト

●応募資格: 正会員および準会員施設・事業所が公開しているホームページ
●応募方法: 全国老施協ホームページ会員サイトより専用フォームにてエントリー願います
●応募期間: 平成17年6月20日(月)~7月29日(金)
●審査員: 全国老施協役員、マスコミ関係者
●審査方法: デザイン性、コンテンツの充実度、実用性、斬新さ等を審査のポイントとする
*第一次審査: 全国老施協ホームページにて第一次審査通過作品発表
〔通過作品発表日〕平成17年8月22日(月)
*第二次審査: 第一次審査を通過したホームページを、全国老施協ホームページ(一般サイト)にて公開し、一般による投票
〔投票期間〕平成17年8月22日(月)~9月5日(月)
*最終審査: 一般投票の得票数を参考に、マスコミ関係者等を加え実施

●賞: 大賞 1点(賞状+副賞)/準大賞 2点(賞状+副賞)/優秀賞 5点(賞状)
●入賞発表: 平成17年10月19日(水)
全国老人福祉施設大会(新潟県)開会式式典内で発表

ということで、
今年はどんな施設が応募したんでしょうね。
前回の優勝はサンライフ彦坂さん。
デザインでも、コンセプトでも、情報量でも、ついでに質でも、優れていましたからね。

このコンテストで、

アクセシビリティ
が、審査項目に入っていないのはいったいどうしたことか。。。

投稿者 welconnect : 23:26 | コメント (0) | トラックバック

2005年07月31日

高齢者・障害者が使いやすいウェブ指標、Web JIS

ウェブアクセシビリティを語る上で、
いまや抜きにはできない指標、「Web JIS」。

Web JIS

正式名称を
「JIS X 8341 高齢者・障害者等配慮設計指針-情報通信における機器、ソフトウェア及びサービス」
という規格の中で、
ウェブコンテンツに関する規格もそこに含まれています。

高齢者や障害者にも使いやすいウェブサイトの条件を定めているもので、
音声ブラウザへの対応や正しいマークアップなど、
さまざまなチェック項目があります。

それでは、みなさんの施設や事業所、法人のウェブサイトが
どのくらいアクセシビリティが備わっているか、知っていますか?
それをはかるのに、アクセシビリティチェックのためのツールがあります。

いくつかあるのですが、おすすめできるのは、
富士通が開発した

WebInspector
というソフトです。

アクセシビリティに早くから取り組み続けてきた富士通は
アクセシビリティに関するリーディングカンパニーです。
その富士通が開発したWebInspectorは、
Web JISの規格はもちろん、富士通独自のチェック項目もあり、
アクセシビリティをチェックするのに有効なツールとなっています。

このソフト、無料でダウンロードできます。
ぜひみなさんも使ってみてください。
自分も、このサイトをWebInspectorでチェックしました。

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2005年07月24日

高齢者・障害者にやさしいウェブとは?

インターネットの普及と技術の進歩により、
高齢者や障害者であっても、
インターネットを通して情報を手に入れることが出来るようになりました。

しかし、そこにはまだまだ障害がたくさんあります。
視覚障害の方も多く利用されているインターネット、
その利用方法として、音声ブラウザなどがあげられます。
これは、文字情報を音声にして伝えるもので、
サイト上の情報を音声を通して知ることが出来るテクノエイドです。

が、音声ブラウザを阻害する障害は皆さんが普段見ているウェブ上にも
たくさん散らばっています。
テーブルタグの多用による配列の乱れにより、正しい順序で文字情報を判読できなかったり。
文字情報が画像として処理されているために一切の情報が伝わらなかったり。

こういった情報アクセスへの障害を取り除く、それがウェブアクセシビリティです。
ウェブアクセシビリティを推進するウェルコネクトは、
ブログを通してアクセシビリティに関する情報を発信します。
高齢者・障害者にとって使いやすいウェブとはどのようなものか、
勉強していきましょう。

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2005年07月20日

webDESIGN

ウェブデザインってどんなの?
アクセシビリティやらSEO、
まだまだ勉強しなきゃいけないことだらけ。。。

介護福祉におけるウェブのあり方って、どんなの?
しっかり勉強していければと思っております。

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