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2005年09月26日

介護保険施設、利益率は8~10% 民間病院の約5倍

介護保険施設、利益率は8~10% 民間病院の約5倍
 介護保険施設の平均利益率(収入に占める利益の割合)が8~10%に達し、約2%の民間病院と比べて格段に高いことが、厚生労働省の「介護事業経営概況調査」で分かった。来年度には介護報酬改定が予定されており、同省では今回の調査結果を参考に、報酬を見直したい考えだ。

 調査は昨年9月の1カ月間の収支を報告してもらい、その平均を算出した。全国から無作為に3201施設・サービス事業者を選んで調査し、半数強の1694から有効回答があった。

 介護保険施設の利益率は、特別養護老人ホームで10.2%(補助金を含む)、介護老人保健施設で10.6%、介護療養型医療施設で8.1%(介護保険適用病床のみでは3.0%)だった。厚労省の03年度医療経済実態調査によると、民間病院の利益率は2.1%で、介護施設への報酬は03年度に行われた前回の介護報酬改定で約4%引き下げられたが、厚労省では「なお利益率は高い水準にある」とみている。

 在宅利用者向けのサービス事業所は「通所リハビリテーション」の16.5%を最高に、「訪問看護ステーション」10.4%、「認知症グループホーム」9.2%などが高い利益率を示した。一方、「居宅介護支援」はマイナス15.9%と最も低く、「訪問介護」が1.6%、「訪問入浴介護」1.5%だった。

自分の介護福祉についてのブログ、「HelperTown」でも書きましたが、
さまざまな要因があり、
単純に病院等と比較することもできないとは思いますが、
比較的介護施設の運営は安定しているのが事実です。
が、現場には人件費削減、コスト削減と、
その利益率がサービスに還元されていないケースも少なくありません。

ホームページに関しても、病院と介護施設のホームページを比較すると、
質・量ともに、介護施設は大きく差を開けられています。
なぜ、介護施設は社会へと意識を向けていくことができないのか。
安定した運営の中で、競争が生まれることが少なく、
運営側に(企業)努力がなされないことも大きな一因となっていると思われます。
今後の介護報酬改定で、施設への報酬は削減されていくことでしょう。
そのときに、生き残ることのできる施設は、どんな施設か。考えてみてください。

社会に選ばれる施設であるために、
いまこそ、施設は考えるべきではないでしょうか。

投稿者 welconnect : 21:13 | コメント (0) | トラックバック

2005年09月24日

Nucleusで介護福祉のホームページ

Nucleusでホームページ作成

先日の記事に掲載したNucleusを導入したサイトを作ってみました。
スキンもプラグインも何もいじくっていないデフォルト状態ですが。

Nucleus CMS Japan
※Nucleusの日本版サイトです。

Nucleusの長所は、
movabletypeと違ってライセンス料が発生しないということですね。
また、設置自体はそれほど手間がかかりません。

ただ、機能的には本当に必要最低限のものしか搭載されていないようです。
たとえば、トラックバックの機能などもデフォルト状態では搭載されていません。
なので、プラグインなどを随時装備していく必要がありますね。

とりあえず、つくってみたのはこちらです。

Nucleus KOTOHAJIME

作ってみてから、どうやって使っていこうかなんて考えているんですけれど。。。
介護事業者のみなさん、
Nucleusでのウェブサイト作成についての質問や手伝いの依頼は、
どうぞウェルコネクトまでご連絡ください。

投稿者 welconnect : 16:41 | コメント (2) | トラックバック

2005年09月21日

ヤフー検索のロボット化 介護施設のホームページはどうなる?

ヤフー検索のロボット化で、検索順位落ちるサイト急増?
 ヤフーがデフォルトの検索をロボット型に切り替える影響で、「Yahoo!カテゴリ」登録サイトの多くで検索順位が落ちるとの予測が発表された。

 ヤフーが10月からデフォルトの検索をロボット型に切り替える影響で、これまで検索結果のトップ画面に掲載されていたサイトの7割が、2画面以降に掲載される──検索エンジンマーケティング(SEM)のアイレップは9月20日、こんな予測を公表した。

 ヤフーの検索は従来、入力キーワードに関連する「Yahoo!カテゴリ」登録サイトを一覧表示した後、ロボット検索結果を表示していた。10月からは、登録サイトの表示を最低限にとどめ、ロボット検索「Yahoo! SEARCH」の結果をメインで表示する(関連記事参照)。このため、Yahoo!カテゴリで上位に登録してありながら、Yahoo! SEARCHとの相性の悪いサイトは、検索結果の順位が大幅に落ちる可能性がある。

先日、このような記事を書きました。
Yahoo!japanの検索結果の表示が変わります。

それによって、yahoo!のカテゴリ登録サイトの
検索順位が下がる傾向が明らかになりました。
これは、介護福祉施設にとっても大きな変化になります。

たとえば、

特別養護老人ホーム
で検索します。
すると、従来のyahoo検索で検索した結果、
最初のページで掲載されていたサイト、18サイトのうち、
今後検索のメインとなるyahooSEARCHで検索した結果で
1ページ目に掲載されていたサイトは、5つのみです。

yahooカテゴリに登録されているサイトが自動的に上位表示される従来の検索に比べて、
新しいページ検索メインのyahooSEARCHでは、
更新頻度や、情報量、アクセシビリティなどさまざまな要素から、
優れたサイトを検索するため、
検索エンジンのはたらきとして有効になります。

たとえば、「特別養護老人ホーム」の検索結果でトップ表示となった

特別養護老人ホーム愛港園

のコンテンツを見れば一目瞭然でしょう。
ブログを中心に構成される莫大なコンテンツの量が
検索エンジンに評価された形でのトップ表示となっています。

ということで、更新されない古いサイトや、閉鎖中のサイトばかりが検索結果表示されていた
yahooの検索エンジンは適正なものになっていくのではないでしょうか。
使われていなかったり、情報に乏しかったりするサイトは、
yahooのカテゴリに登録されていたとしても、淘汰されていくのでしょう。
そして、施設を含める介護事業所にとっては、
ホームページ作成時のSEO対策が重要になるでしょう。
願わくば、ほとんどがほったらかし状態にある施設のホームページが
SEOを意識して更新の活性化がはかられたらいいのですが。。。

投稿者 welconnect : 19:24 | コメント (0) | トラックバック

2005年09月18日

アクセシビリティは誰のため?

さて、介護福祉とホームページとの関係を考えるウェルコネクト。
アクセシビリティについて、考えます。

アクセシビリティという考えは、近年アメリカを中心に広まってきたものです。
障害をもっている人にも、
高齢者にも、どんな環境にある人でも、
正しく伝わるウェブサイトを作っていこうと。
それは、ウェブの標準化という形になって現れています。

ご存知のとおり、アメリカはウェブアクセシビリティの先進国です。
それにならい、
日本でもウェブアクセシビリティへの対応が進められています。

ただ、それを行なっているのは、ウェブデザイナーを中心とする
ウェブ屋さんたちであって、
それ以外の人たちが関心を示すことは少ないのが現状です。

ウェブアクセシビリティが、
障害をもった人や、高齢者のためだけのものだとは言いません。
ただ、残念ながらアクセシビリティが本当に必要なサイトに
ウェブアクセシビリティが実装されていない現実は寂しく思います。

自治体や企業サイトにだけウェブアクセシビリティが備わっていればいいのか。
福祉施設をはじめとする介護事業所の多くは
アクセシビリティの実装されていないウェブサイトを設置しています。

せめて、こういった書籍に紹介される全てのウェブサイトが
何らかの形でアクセシビリティを意識したホームページ作りを行なっていることを期待したい。

すぐ役立つ福祉のホームページ
川村 匡由
ミネルヴァ書房 (2001/02)
売り上げランキング: 600,968
おすすめ度の平均: 5
5 福祉に興味のある人、関係者は必読。


ホームページ作成に際して、対象者を意識したものにすることが大事な条件。
これができていないのは、
ウェブ制作者の技術の問題ではなく、
アクセシビリティへの意識の低い介護事業者側の責任でもあるのではないでしょうか。


情報アクセシビリティとユニバーサルデザイン―誰もが情報にアクセスできる社会をめざして
アクセシビリティ研究会 C&C振興財団
アスキー (2003/03)
売り上げランキング: 79,984
おすすめ度の平均: 3.5
3 「情報行動」という社会学的なアプローチを提唱
4 基本を押さえた非常に良くできたガイド本だ

投稿者 welconnect : 22:39 | コメント (0) | トラックバック

2005年09月17日

W3Cでアクセシビリティチェック。

W3Cのアクセシビリティの基準をクリアしました。

ウェブ技術の標準化を推進するW3C(World Wide Web Consortium)。アクセシビリティの備わっているサイトは
W3Cの基準クリアしてますよ、って意味でこんなアイコンを掲載できるんです。

Valid HTML 4.01 Transitional

Valid CSS!

このサイトのトップページもこの基準をクリアしたので、
このアイコンを掲載しています。

介護福祉に関するホームページでも
W3Cの基準を意識したホームページ作成を行って欲しいと思います。

老施協ホームページコンテスト応募作品でのアクセシビリティについては
先日このブログでお知らせしたんですけど、

やっぱりそれが介護や福祉に関わるホームページの現状だと理解せざるを得ません。

アクセシビリティの向上、
つまり、情報を必要としている人に正しく情報を伝えるために、
介護福祉のホームページはW3Cのアクセシビリティチェックを積極的に受けてほしいと思います。

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WebアクセシビリティJIS規格完全ガイド
アライド・ブレインズ 安藤 昌也
日経BP社 (2004/07/07)
売り上げランキング: 13,053
おすすめ度の平均: 4.6
5 実際問題、重要な課題。
4 とても参考になりました。
5 きっちりまとめた通読型解説書

投稿者 welconnect : 23:01 | コメント (1) | トラックバック

Google Blog Searchを使ってみよう

Googleでブログ検索ができる、
Google Blog Searchのベータ版がリリースされています。

Google blog serarch BETA

なんか、普通の検索とどう違うの?って思ってしまいますが、
これはブログのみ、つまりRSS/ATOM feedを吐き出しているページのみを検索します。
日本語にも対応していますが、認識されない言葉とかあるみたいなので、
これからなんでしょうかね。

詳しくはこちらを。
Google Blog Searchと通常の検索の違いについて

とりあえず、検索してみる。
「介護用品」と検索してみると、わぁ。
1ページ目から自分の制作したブログ「お介モノねっと」ばかりが表示されている。
1ページから3ページ目まで、2つ以外の検索結果は全部「お介モノねっと」でした。
これはある意味使いづらくないか。

投稿者 welconnect : 10:27 | コメント (1) | トラックバック

2005年09月14日

誰でもつかえるホームページコンテスト

誰でもつかえるホームページコンテスト2005

というものがあるんだそうです。
これは、千葉県の健康福祉指導課が主催しているもので、
詳細は次のようになっています。

千葉県では、障害者や高齢者を含め誰もが利用できるホームページを、県内に、さらには全国に広げていきたいと考えています。 そこで、こうしたホームページの見本となるようなページを紹介するために、今年も「誰(だれ)でもつかえるホームページコンテスト2005」を開催することにしました。 ホームページを作る全てのみなさんにぜひ知ってもらいたいホームページ作成のための工夫集「はじめの一歩」に加えて研究会委員よりのメッセージも掲載しています。 これらを参考に、ぜひあなたのページを作ってみてください。ホームページを作っている多くの方のご応募をお待ちしています!

コンテストの応募対象は、
千葉県に在住・在学・在勤のいずれかに該当する方の作品ということです。
9月2日より、11月28日まで募集を行っているそうです。
アクセシビリティに取り組んでいる介護福祉、NPO関係のホームページは
ぜひ応募してみてはいかがでしょうか。

どうやら、応募者数も少ないということなので、ぜひ。

投稿者 welconnect : 07:04 | コメント (0) | トラックバック

2005年09月13日

訪問介護事業所のホームページ作成

ウェルコネクトが提案する介護事業者のホームページのあり方、
今回は、在宅介護サービスの基本となる

訪問介護サービス

を提供する訪問介護事業所のホームページ作成について考えます。

在宅の介護事業所は

在宅介護支援事業所(ケアマネ)

訪問入浴事業所

訪問介護事業所

訪問看護事業所

など、複数のサービスを併設しているケースが多く、
ひとつの事業所でいくつものサービスをトータルで対応できるという強みを発揮しています。

訪問介護事業所を含めた在宅介護事業所のホームページのあり方として、
いくつかの注目点を。

訪問系サービスは、施設と違って、ハード面での優位性は
直接サービス利用者に還元されません。
施設では、環境、設備、食事、など、
さまざまな面から差別化をはかることができます。
が、訪問系のサービスはソフトが勝負になります。
つまり、いかに優秀なスタッフを抱えているかが、
サービスを比較する上でのものさしとなります。
そのため、スタッフの体制として、
介護福祉士や看護師などの資格保持スタッフの数などを公開することは、
事業所としてアピールするひとつの形となります。
有資格者が優れているわけではありませんが、
資格の存在によって、サービスに対する安心感を与えることができます。
資格だけではなく、研修体制などを紹介することも、
ホームページ上で信頼を得るためのひとつの手段です。

また、
男性スタッフの希望や、医療的ケアに対応できるスタッフの希望など、
利用者のニーズも多様化しています。
多様なニーズに対応できるスタッフ体制であることをアピールすることもポイントです。
具体的には、スタッフを紹介するようなコンテンツを作成すると、
スタッフに対する親近感や安心感などを与えることができます。

ということで、ひとつのポイントは、
ソフト面、つまりスタッフによるサービスの質をいかにアピールできるか、という点です。


もう一点。
介護保険・支援費など、サービス開始までの手続きは、
高齢者にとっては非常に手間がかかり、面倒なものであると、
敬遠しがちな傾向が見られています。

そこで、介護保険(支援費)サービス導入まで、
どのようなステップが必要かをわかりやすく記載することが必要です。
もちろん、介護保険であれば自費負担が発生することも
伝えるべき大切な情報のひとつです。
どのようなサービスをどのくらいの時間受ければ、
どの程度の出費になるかなど、不安に感じる方もいますので、
そういった情報があるとより親切かもしれません。

ということで、ポイントを2点。

スタッフによるサービスの質をアピールすること
制度上の手順などをわかりやすく明記していること

です。
いかがでしょうか。

それと、
介護保険(支援費制度)で、制度の範囲内でできるサービスとできないサービスがあります。
たとえば、庭の草むしりやペットの散歩など、
制度の範囲で行えないサービスがあることなども
記載しておくことで、トラブルの防止策のひとつになります。

投稿者 welconnect : 21:16 | コメント (0) | トラックバック

Yahoo!japanの検索結果の表示が変わります。

莫大なアクセス数を誇り、
国内でのインターネットの入り口ともいえるオバケサイト、Yahoo!Japan。
ご存知のとおり、検索サイトとして多くのユーザーに親しまれています。
Yahoo!の登録サイトとなることが、
ウェブサイト成功への最大の近道といわれていました。
が、それがどうやら変わりそうです。

現在のところ、Yahoo!の検索結果は、
1.カテゴリとの一致
2.登録サイトとの一致
3.ページとの一致
で表示されます。

つまり、重要度は
登録サイト>ページ検索
であり、サイト登録されたもん勝ちで、どんなSEO対策よりも効果的なのです。

が、Yahoo!のサイト登録には大きな欠陥があります。
それは、新規サイトの登録数が極めて少ないことです。
サイト登録への審査が厳格になり、Yahoo!に登録されているサイトの多くは、
古いサイトで、更新されていないものも多くなっています。
かつてはサイト登録はどんなサイトでも簡単に行われていたのですが、
登録サイト数が増えるにつれ、審査を厳密に行うようになり、
現在登録されるサイトはほんの一握りでしかありません。
結果、検索するユーザーは古い情報ばかりをたらいまわしにされることになるのです。

しかし、10月以降はこの検索結果の表示が大きく変わります。
検索結果の表示には、ロボット検索によるページ検索結果が全面に出されます。

ヤフーがロボット検索全面採用 10月から“Google型”に
 ヤフーが10月から検索サービスを切り替える。カテゴリ検索主体のサービスをやめ、Yahoo Serach Technology(YST)を使ったロボット検索「Yahoo!検索」をメインサービスにする。

 従来の検索では、キーワードに関連する複数のYahoo!カテゴリやサービス、すべての登録サイトを表示した後、ロボット検索結果を表示していた。

 Yahoo!検索は、カテゴリやサービスの検索結果はそれぞれ1件のみの表示に抑え、ロボット検索結果にすぐにたどり着ける。タブを切り替えれば、登録サイトのみの一覧表示も可能。これまでβ版を公開してきたが、検索精度が十分に向上したためメインのサービスにする。

ということで、
まずはSEO対策がYahoo!においてもますます重要度を増したということになります。

自分もYahoo!のカテゴリに登録されているサイトを2つ制作・管理しています。
けれど、Yahoo!のロボット検索でも、主要キーワードで1位なので、
それほど影響はないかもしれません。

既存のディレクトリ登録サイト軽視という声もあるし、
SEO対策ばかりに力を入れた情報の乏しいサイトが上位になってしまうという危惧もあります。
ただ、Yahoo!の検索を活性化させるためにはいいかもしれませんね。

ちなみに、

「介護」
+
「ホームページ制作」

で、検索したところ、こんなサイトがトップです。

投稿者 welconnect : 18:49 | コメント (1) | トラックバック

2005年09月08日

「ネットで体験入居!介護サービス映像配信パック」

介護事業者向けに介護サービス状況の映像製作からホームページへ配信するパックサービスを提供開始

 株式会社ストレンは、介護サービスの映像製作から、ホームページでのストリーミング配信まで、オールインワンパックで提供する介護サービス業者向けインターネットサービス「ネットで体験入居!!介護サービス映像配信パック」を提供開始した。

 介護サービスを映像で配信することにより、より具体的な表現が可能になる。新サービスでは、映像製作からホームページでのストリーミング配信までをパックサービスで提供する。

 新サービスは、介護業者向けに、「レポーターによる体験映像付の介護サービス映像製作」「映像をインターネット配信用に変換」「ストリーミング用映像配信サーバーのレンタル(1ヶ月分含む)」を提供。映像素材を持っていない介護業者が、ホームページで映像を配信するまでをオールインワンで契約できるパックサービスとなる。また、映像へのアクセス状況は、毎日アクセスログで確認することができる。

 料金は、撮影1日コースでは、5分までの映像が税込105,000円、10分までの映像が税込157,500円。撮影2日コースでは、5分までの映像が税込157,500円、10分までの映像が税込236,250円で、2ヶ月以上の配信希望の場合は、月額税込5,250円からとなる。

 利用までの納期は、映像撮影から約2週間後。また、撮影に必要な項目をまとめた「構成チェックリスト」を作成しており、記入するだけで、撮影までの打ち合わせ時間を短縮することができる。この他にも映像時間、出演スタッフ数、広島市以外の依頼なども相談にて対応する。

 従来のホームページでは、文章や写真での紹介が主だが、新サービスでは、施設案内や、介護器具の利用方法・介護サービスについて「レポーターが実際に体験している」映像をインターネット上で、いつでもどこでも閲覧できる。

 さらに、スタッフを映像で紹介するコースもあり、スタッフを映像で公開することにより、スタッフの声や表情、熱意など、映像でなければ伝えられない表現が可能になる。介護サービスを提供している業者にとっては、的確な情報公開、他業者との差別化に繋がると同時に、利用希望者にとっては、介護業者の「安心感」「信頼感」「適切な介護の選択」を事前に確認することが可能となる。

これも施設ホームページのひとつのあり方ですね。
閉鎖的になりがちな施設の日常風景をとらえ、それを伝えていくことで、
安心や信頼を勝ち得ていくことができるはずです。
施設はようやく情報の大切さに気づき始めています。

施設が信頼され、生き残るためには、
施設から変わらないことにははじまりませんからね。

投稿者 welconnect : 23:01 | コメント (1) | トラックバック

Nucleus(ニュークリアス)とmovable type。

ブログのスタンダードといえば、movabletype。
このブログもmovabletyapeで制作しています。
多機能でスマートでカスタマイズしやすいmovabletypeの存在が
ブログをこれほどまでに急成長させる火付け役となったといっても過言ではありませんね。

ただ、movabletypeを利用する上で大きな欠点として、
ライセンス料の問題があります。
movabletypeを利用するには、ライセンス料を支払わなければいけないのです。
個人で非商用利用する場合には無償ですが、
それ以外の場合にはそれぞれライセンス料が発生し、
movabletypeへの敷居をより高くしているように思えます。

が、かといって、livedoorやyahooなど、自社広告の入った無料ブログは、
カスタマイズにも制限があり、
企業などが持つブログとしてのイメージを損ねる場合もあります。

そこで、このNucleus。
これはmovabletype同様ブログソフトですが、無償です。完全に。
設定などにかなり手間がかかるようですが、
無償でできることを考えると、嬉しくなりますね。

Nucleus(ニュークリアス)はあなたのWebサーバー上でWeblogを運営するためのソフトウェアです。簡単にインストールでき、フレキシブルなシステムを構築できます。

ということで、
今後、ウェルコネクトではNucleus導入を視野に入れていきたいと思っております。
めどが立ったらまたお知らせします。

ちなみに、
nucleusでは、介護系のブログに以下のようなものがありました。

三共商事株式会社&ほがらか介護
しずおか介護の輪

投稿者 welconnect : 00:30 | コメント (1) | トラックバック

2005年09月06日

サンライフ彦坂事務局長ブログからのトラックバック

先日、
全国老人施設協議会主催のホームページコンテストに関しての雑感を書きましたが、
それについて、
前回コンテストの最優秀サイトとなったサンライフ彦坂さんの
「事務局長のつれづれ日記」ブログに紹介してもらいました。

総合福祉施設サンライフ彦坂のウェブサイトは、
各施設や部署といった現場から発信されるブログを中心に構成されており、
情報量もハンパじゃありません。
先日、ブログを「ブログ日記」という書籍として制作。
介護福祉のウェブでは常に一歩も二歩も先を行く存在です。

こんなサイトが日本中にできるのかな、と期待した前回のホームページコンテスト。
・・・が。
今年の顔ぶれを見ると、前回のノミネート作品との格差を感じざるを得ません。
もっとたくさん、いいサイトが生まれることを期待したいです。

そして、今回のコンテストのノミネート作品全てが思い違いをしている点。
ホームページをつくるのは、ウェブ制作者(デザイナー)じゃなくて、現場の人間なんです。
ウェブ制作者はあくまで入れ物をつくるだけ。
現場から情報を発信してこそ、生きた施設のホームページなんじゃないでしょうか。

そして、自分もその手伝いができればと思っています。

投稿者 welconnect : 22:18 | コメント (1) | トラックバック

2005年09月04日

介護福祉ホームページ作成「ウェルコネクト」

新しく、バナーができました。


投稿者 welconnect : 17:20 | コメント (0) | トラックバック

有料老人ホームのホームページ作成

ウェルコネクトが考える、「有料老人ホームのホームページのあり方」とは。

まず、
有料老人ホームは、特別養護老人ホームと違って、
さまざまな費用負担が発生します。
入居一時金、月額負担、食費、管理費など、
その費用は特別養護老人ホームのそれよりもかなり大きな負担となります。
そして、それらの金額は入居する施設によってまちまちです。

そのため、有料老人ホームのホームページに必要な情報として、
費用負担がわかりやすく明記されていることが大切です。
月額費用のなかに、食費や管理費などが含まれていたり、そうでなかったり、
その記載方法に規則はないため、その表記もまちまちです。
実際に入居した際に、どのような費用項目の支払いが必要で、
どのくらいの負担になるのかを明記してあることが、
有料老人ホームのホームページには大事です。

また、費用負担が多額になるということから、
有料老人ホームにはその費用負担に見合ったサービスが求められます。
たとえば、

人員配置、
設備、
環境、
食事、など

特別養護老人ホームと比較しての
サービスの優位性を主張することが大切です。
そのための媒体として、ホームページが注目されています。

ますます増加し、競争も熱を増す有料老人ホーム。
大手企業がバックについている施設も多いため、
ホームページ作成に多額の資金を投入している施設も増えています。
それぞれの特色をホームページ上に公開し、
サービス、料金、設備、環境などでの差別化を図っています。
そのために、Flashといったリッチコンテンツ導入にも積極的な傾向が見られています。

ということで、
「介護福祉とウェブデザインを考える」ウェルコネクトが提案する
「有料老人ホームのホームページ」のあり方として、

費用負担が正確にわかりやすく記載されている
サービスの優位性を主張できている

をあげておきます。


有料老人ホームにも低価格競争が始まりつつあり、
有料老人ホームも変革の時代を迎えてきた感がありますね。
社会に求められる施設を、期待します。

投稿者 welconnect : 14:28 | コメント (0) | トラックバック

2005年09月01日

全国老施協ホームページコンテストに思うこと。

先日エントリーさせていただいた、
全国老人施設協議会によるホームページコンテストについてですが、
アクセシビリティについても含め、いくつか見られている傾向について、
簡単な指摘というか、疑問点を。

画像にAlt属性がついていないサイトが多い

アクセシビリティから考えるとかなり致命的です。
音声読み取りブラウザなどでは一切判別されず、
何の情報が載せてあるのかわかりません。
業者がつくったものだとしたら、ちょっと問題かもしれません。
これを見ている業者のみなさん、できましたらいますぐalt属性をつけてください。

フレームを使用しているサイトが多い

これもアクセシビリティの観点から言うとNGです。
フレームがスクロールされずに表示されない部分があるサイトもありました。

更新されないサイトが多い

パンフレットのように、施設の概要やアクセスマップなど変わらない情報だけを掲載した、
更新することを前提としていないサイトが多かったです。
月ごとの行事やお知らせなどの伝達を行っていないサイトの多さが目立っています。
また、お知らせや更新情報を掲載しているサイトがあっても、
その更新頻度が少なかったり、途絶えているものも目立ちます。

FLASHを多用しているサイトが多い

見栄えを意識して、動きのあるサイト作りを心がけているというのはいい傾向ですよね。
が、本当にそのFLASH必要なの?というものもある気がするのですが。

ブログ搭載サイト、なし

昨年度のホームページコンテストでは、ブログを利用したサイトが目立ちました。
情報をオープンに、現場から伝えていくという潮流がみられていたのですが、
残念ながら、今回はブログを搭載したホームページはありませんでした。
現場発信の情報提供やネットワーク機能を備えたブログに注目が集まっていたのですが、
エントリー作品を見ると時代やムーブメントを的確に反映したものではなかったようで、
残念です。

デザイン上の見栄えやレイアウトの話は、自分が言うことではないので抜きにして。

問題はサイトをつくる際のコンセプトで、
どんなものを作って、どんな情報を提供したくて、どんな人に見て欲しいのか、
ホームページにどのような役割を求めているのかはそれぞれに違っているはずです。
その施設ごとの独自性という点で、
ホームページに反映しきれていないという点で歯がゆさを感じます。

投票は9月5日まで。
どんなサイトがグランプリになるのか、評価が楽しみです。

投稿者 welconnect : 20:14 | コメント (0) | トラックバック