2008年11月09日

まずひとつめ。逆転昇格へ向けて。

残り4つ。
昇格圏内である3位との勝ち点差は6。
もう勝つしかなくなった湘南ベルマーレがこの試合で手にした勝ち点3の意味は大きい。

10月 3戦全敗、得点ゼロ。
悪夢のような日々を越えて、ようやくかすかな希望が見えた水戸戦。

前半は、今までと何も変わらないロングボールでのツートップ頼みの戦術。
特に目立ったのが加藤望のイージーなミスの多さやキックの精度の低さ。
それに比べて、逆サイドの菊池大介もミスは多いながら
前への意欲の高さと気迫でチームを後押ししていた。
このシーズン終盤にきて、加藤望のパフォーマンスの低下が心配。

後半は、トゥットを投入したことで、前線にボールをおさめることができるようになり、
ようやく攻撃にダイナミズムが生まれ始める。
石原とのワンツーで決めたトゥットのゴールはまさにその象徴。
トゥットの得点能力の高さには脱帽。。。神がかっているとしか言いようがない。

そして、アジエルの復帰。
柔らかいボールタッチ、軽やかなステップ、はじける笑顔。
ついに、ついに、アジエルが帰ってきた。
どん底をさまよっていたチームが、ようやく戦える状況になった。
ここにきて、やっと昇格争いのスタートラインに立ったような印象だ。

次はセレッソ戦。
負ければその時点で、4位以下に決定する可能性もある。

アジエルが90分試合に出場できるコンディションに持っていけるのか。
ただ、アジエルが入ることで、右サイドの守備が手薄になることを考えると、
ある程度時間を区切って使ってくるのか。
セレッソの香川とマッチアップするのが縦の突破にめっぽう弱い山口。
前半はアジエルを使わずに守備に重点を置くのかもしれない。
もしくは、アジエルをFWで起用して守備の負担を軽減することもできるか。

また、加藤望の状態を考えると、菊池を左サイドで起用することも考えられる。
この試合で力強い突破を魅せた永里源気を起用するのもひとつの方法か。

ここにきて、菅野監督の手腕が試される試合になったといえよう。
仮にJ1昇格を逃した場合を想定しても、
この試合での監督の采配が続投・解任を大きく左右する一戦になるのではないだろうか。

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2008年10月26日

絶望的。湘南ベルマーレが勝ち点差6を埋めるには。

絶望的。
絶望ではないけれど、限りなくそれに近い。

2位山形との直接対決、
ロスタイムにゴールを許し、あまりにも大きすぎる敗戦。
さらに、仙台がセレッソに逆転勝ちをし、
2位山形との勝ち点差は9、
3位仙台との勝ち点差は6。
そして、残りは4試合。
のこる2つの昇格圏を東北2チームが確保することが濃厚となった。

湘南ベルマーレはここ7試合でわずか3得点。
出場停止あけの田村が鬼神のようなディフェンスを見せても、
ジャーン・斉藤が山形のツインタワーを封じても、
点が取れないのであればどうにもならない。
今シーズンの前半は石原の高いシュート決定力を中心に
決定率の高さでゴールを積み重ねていったものの、
石原にシュートが少なくなってきたことから、
シュート決定率も格段に落ちている。
最後は運のほうから愛想をつかして逃げていくのだろう、
ポストに当たったボールがキムヨンギの頭で跳ね返ってゴールイン。

怪我あけのトゥットを後半投入するも、
この短期間でコンディションを調整することはさすがに無理があった。

そのなかで、17歳菊池大介は果敢にゴールに迫っていたが、
そこをあえて崩してピッチを去らせた菅野采配にも疑問が残る。
湘南ベルマーレが来年、昇格を狙うチームになるためには、
菊池大介が90分間今日見せたようなムラのないプレーすること。
そして、決定機にゴールをあげる力をつけること。

や、まだ可能性はあるのだから、
残り4試合。
可能性がある限りは応援するしかないでしょ。

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2008年10月22日

どうしても勝たなくてはいけない試合。

いよいよ今週末、2位山形との直接対決を迎える湘南ベルマーレ。
すでに2位山形との勝ち点差は6。
2位での自動昇格は厳しい状況だが、
ここでの勝ち点3がどうしても欲しいところなのだが。。。

チームにとって明るい材料は、
出場3試合全てにゴールを決めているトゥットが帰国し、合流。
山形線への出場の可能性が高まっている。
さらに、離脱していた鈴木信貴も復帰の可能性がある。
そして、出場停止だったボランチの田村・坂本のコンビが復帰。
ようやく戦力の立て直しができたが、
これが遅かったということになるのかどうかはこの試合にかかっています。

アジエルを除いてはカードが出揃ったところでスタメンは、どうなるか。

    石原 原
菊池        臼井
    坂本 田村
鈴木 ジャーン 斉藤 山口
    キム

相手の左はストロングサイドなので、
対人プレーと高さに強い山口を右サイドバックにおいて、安定感を。
臼井を上げて、菊池は左の方が持ち味が生きるような印象を持っているのだけど。。。

これで、加藤望とトゥットというカードを2枚残して後半45分間勝負に持ち込めれば・・・。
日曜日の試合が終わって笑っているのは・・・。

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2008年10月18日

遠ざかるJ1昇格への道。U-19日本代表鎌田翔雅Jデビューも・・・。

長いJ2のリーグ戦の中でのひとつの凡戦。
ただ、湘南ベルマーレがJ1昇格を目指しているはずのチームだったということを除いては。

湘南ベルマーレは、J1昇格に向けてどうしても勝ち点3が欲しかった。
アジエル、トゥット、鈴木信貴を怪我で失い、
田村、坂本を出場停止で欠くという満身創痍の状態。
U-19日本代表としてのプレーを経験した鎌田翔雅を先発起用でJデビューさせるが、
これは若手の実戦練習でも来年以降のためのテストでもなく、
鎌田のポテンシャルに賭けるしかなかったのかもしれない。

前半から動きのかたい鎌田。
しかし、それも彼だけではない。
意思疎通のできないパス交換、
ロングボールを放り込むだけの石原頼みの攻撃、
簡単にフリーランニングからチャンスを作られるDF陣、
プレスの甘い中盤。
すべてがギクシャクでチグハグだった。
こんな試合でデビューをしなければならなかった鎌田は不幸だったといえるかもしれない。
それでも、終盤にはサイドを駆け上がり積極的に攻撃参加するなどのプレーを見せたが、遅すぎた。

阿部、ナザ、大山といった選手を途中から起用しても、
チームに何の変化を与えることもできなかった。
力がなかったというほかない。
どちらに転ぶかわからない凡戦、
たまたま負けただけなのかもしれないけれど、
今日のベルマーレは勝てるチームではなかった。

残り5試合。
積み上げることのできる勝ち点はますます限られていて、
明日には5位まで落ちる可能性もある。
先週は天皇杯で北信越リーグのチームにも負ける。
チームの状態はここにきてどうにもならないくらいどん底だけれど、
それでも、それでも前に進むしかない。

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2008年09月27日

拝啓、キム・ヨンギ様。

拝啓、キム・ヨンギ様。
あなたのおかげで、湘南ベルマーレがJ1昇格への希望を失わずに済んだことを心から感謝します。

今日の試合、圧倒的なパワーの甲府相手に押し込まれ、
チームファウル33回も犯して打ち込まれまくりながらも、
冷静に対処し続け、無失点で切り抜けたのは、あなたのおかげです。

今年、あなたのポカのせいで落としてしまった試合が2試合ほどありましたが、
忘れます。
そんなささいなこと。

まったく似合わないパーマをして、不評だったようで最近また髪型を戻したようですが、
忘れます。
そんなささいなこと。

チームにはあなたが必要です。
残り試合、どうか、今日見せた集中力をみせて下さい。

次の広島戦はボランチ2枚とも出場停止なので、
フルボッコにされることは間違いないのでしょうけれど、
今日のあなたがいれば、まともな試合になりそうな気がします。

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2008年09月02日

覚醒した原竜太。FWに求められる役割。

草津戦に4-0と快勝!湘南ベルマーレは昇格(入れ替え戦)圏内の3位に突入した。

チームを勝利に導いたのはこの日2得点の原竜太。
前節、昇格争いにおける当面のライバルである鳥栖戦で、
この試合唯一のゴールをあげた原竜太はこの試合もスタメン出場。
前線からの守備で大きくチームに貢献してきた原竜太だったが、
今シーズンはゴールという結果を残すことができず、
この鳥栖戦のゴールが3ゴール目。
昨シーズン二桁ゴールを上げた選手としては物足りない数字。
結果を残すことのできない間に、
石原はチームの攻撃を牽引するストライカーに成長し、
阿部とリンコンがゴールという結果を残し、原に与えられたポジションは第4のFW。

しかし、リンコンが負傷のため戦線離脱。
代わって獲得したはずのカレカが出場1試合のみで退団・移籍。
こうして、鳥栖戦にめぐってきたスタメン出場のチャンスを、原は結果で示した。

そして、この草津戦。
一点目はCKから、
ゴール前で混戦からこぼれ落ちたボールに誰よりも早く反応し、ゴールをあげた。

さらに、二点目はヘディング。
本人は「(臼井)幸平さんのクロスに合わせただけ」と語ったが、
距離のあるヘディング、小さな体を大きくひねって逆サイドのコースに流し込んでいる。
昨シーズン、原竜太が見せた得点感覚がついに覚醒した。

チームはトゥットを獲得し、FWはますます層に厚みを増している。
その中で、現時点で総合的に見て、石原のベストパートナーは原竜太で間違いない。
アジエルを失ってなお多彩な攻撃のオプションをいかに操っていくか、
J1昇格を目指し、菅野監督の手腕が問われる最終クールとなりそうだ。

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2008年08月05日

カレカは昇格に向けての秘密兵器となりうるのか?石原のベストパートナーは?

湘南ベルマーレにFWカレカが加入した。この獲得の意図はどこに?

湘南はリンコンが負傷のため、一時帰国。
チームにフィットしていたというわけではないが、
昇格を目指すチームにとっては攻撃のオプションを失うことになった。
そして、これまで、攻撃を支えてきたアジエルが骨折のため戦線離脱。
チームは、攻撃の形をもう一度考え直す必要に迫られた。

そこで、このカレカの加入。
セレッソを戦力外になった大型FWは、
馬力のある突破を得意とし、個人で状況を打開する力も持っている。
現段階でできる戦力補強としては、これが精一杯で、これが最高の形だったのかもしれない。

湘南は、現在12得点のエース石原を軸にツートップを組んでいる。
そのパートナー選びがこれからの試合の鍵を握りそうだ。

まずは、昨年からのパートナー原竜太。
スピードのある裏への飛び出しを得意としている。
体を投げ出してボールにくらいつき、不利な状況からでもマイボールを獲得する。
さらに、積極的にプレスを仕掛け、守備の面での貢献が光る。
今季、ゴールという結果を残せていないが、チームにリズムを作るという意味で、
スタメンで原を起用し、攻撃にはリスクをかけずに前半をイーブンで終え、
後半に勝負という狙いを持った試合も多かった。
守備に重点を置くとしたら、原がベストパートナーだろう。

ゴールという結果を残している面から考えれば阿部。
得点感覚に優れ、難しい状況からでもゴールを奪うが、逆にイージーなミスをすることも多い不思議な選手。
チームにもフィットし、守備でも奮闘する姿が目立ってきた。

そして、カレカ。
馬力のあるこの大型FWを後半の途中から試合に投入すれば、
一気に試合は動き出す。
リンコンに比べて、足元のテクニックやシュートの精度、センタリングに合わせる技術など、明らかに見劣りする部分もあるが、
ひょっとしたらいまの湘南に最も必要なのは、
後半の厳しい時間帯に、パワープレーで体を張ってターゲットとなることのできるカレカのような選手なのかもしれない。

週末には古巣セレッソ大阪戦。
チームの命運は・・・。

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2008年08月03日

菊池大介が魅せた1ゴール1アシスト。彼が88分までプレーした訳。

前節に続いてスタメン出場の17歳、菊池大介がまた魅せた。

先制ゴールは、原・石原がしぶとくつないだボールを受け取り、
するすると中央に切り込み、ボールコントロールを一瞬ミスしたようにも見えたが、
すぐに修正して右足でゴール。
完全にDFを手玉に取る格好となった。

そして、後半。
劣勢な時間帯で、右サイドでボールを受けて低く鋭いクロス。
DFとキーパーの間を縫うように、
糸を引くようなクロスが21歳年上の加藤望のゴールを生んだ。

消えている時間帯も多かったし、相変わらずミスも多かった。
けれど、ここぞという一瞬に見せるプレーは誰よりも輝きを放っていたのかもしれない。

菊池大介は結局、88分までプレー。
体力的にもかなり消耗していたことは間違いなかったが、
それまで交替をさせなかった。
なぜか。

そこにはチーム事情が関係している。
前線の一枚、つまり、石原のパートナーは後半の途中で替えることがパターンとなっている。
前線から激しいチェイシングを行うベルマーレのFWには運動量が要求される。
試合の途中でFWを一枚交替するというのは、
攻撃に変化をつけるためだけの問題ではなく、前線からの守備の問題でもある。
この日(福岡戦)は、好調の福岡に対して、前半は原が積極的にプレスを行い、
前半をイーブンで折り返して、後半、阿部を投入して勝負というねらいが見えていた。
これで選手交替の枠を一つ使わざるを得ない。

そして、二つ目の交替枠は38歳、加藤望。
豊富な運動量を誇り、チーム内での体力テストはトップクラスの加藤ではあるが、
この夏場、やはり後半の運動量の低下はやむをえないところ。
加藤を90分間フルタイムで起用することは監督のプランの中にはない。
この日も疲れのためか、単純なミスがいくつも見られた。

そして、残るのはもう一枠。
つまり、これを17歳で実戦経験が少なく、
トップとの体格差などに消耗が激しいことから、
菊池大介を途中で替えるというのが常識的な判断となるだろう。

となると、それ以外には、戦術的な選手交替は、一切行えない。
または、他の選手にトラブルがあった場合にはそのプランを崩さなければならない。

そこで出した結論は、菊池大介を90分間プレーさせること。
前節は82分間、今日は88分間プレーした。
夏休み期間中は、菊池大介の出場時間は増えていくだろう。
アジエルを失ったチームが8月を乗り越えることができるかは、
菊池大介にかかっているといっても過言ではない。

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2008年07月31日

魅惑のシルクタッチ。17歳菊池大介が切り拓く未来。

不振が続いた湘南ベルマーレを救ったのは、17歳、菊池大介。

疲労骨折のためチームの核であるアジエルが長期離脱。
この危機に、菅野監督は17歳菊池大介を大胆起用。
熊本戦でスタメンとしてピッチに立った。

菊池の魅力は、なんと言っても美しいボールタッチ。
自在にボールを操り、クイクイと相手DFのプレッシャーをかいくぐる。
そして、後半にはステップからパンチ力のあるミドルでゴールネットを揺らした。
これが、J2最年少ゴールとなった。

ただ、まだまだ不用意にボールを失うシーンなども目立ち、
連携面での課題も多く見られた。
それでも、菊池の起用で、停滞していたチームが活気付いたことは間違いない。
臼井にはゴールへの意識の高さが生まれ、
鈴木信貴は右足でのクロスにも積極的にトライしゴールも呼び込んだ。
山口も安定感のある守備を見せ、斉藤不在の穴をカバーした。
そして、ピッチの外では菅野監督も気迫を見せて審判に何度も食ってかかった。
チームはやっと、前に進み始めた。

アジエルを失ったチームで輝き始めた希望は、
17歳の若者のプレーに重なって見える。

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2008年07月16日

復活したハードワーク。坂本鉱司J2出場300試合達成。

難敵愛媛と対戦したベルマーレ。
どん底のチームがかろうじて立ち直ったのは、本来の持ち味であるハードワークの復活によるものだった。

坂本鉱司のJ2出場300試合となったこの試合。
下位チームとの連戦の続くなか、いきなり水戸・徳島から勝ち点を取りこぼし、
暗雲が立ち込めていた湘南ベルマーレ。
しかし、この試合では、ようやくハードワークによる守備を取り戻し、
流れを引き寄せることに成功した。

坂本は、鋭い切り替えしからの強烈ミドルで先制ゴールのきっかけを生み、
同点とされた後には、カウンターに長い距離を走り、勝ち越しゴールを冷静に決めた。
ボランチでコンビを組む田村は、ガツガツと相手にプレッシャーをかけ、
無駄なファウルもあり、プレスをかわされることも多かったものの、
この田村の気持ちの入った守備が間違いなくチームを活性化していた。

試合は4-1と大差になったが、
得点差を見るほど内容に差があったとは感じられない。
右サイドでオーバーラップをする臼井へのパスミスが目立ち、
サイド攻撃がほとんど機能しなかったこともまた事実。
まだまだ課題が山積する中で、ジャーンが復帰したことは大きい。
ジャーン不在の間、セットプレーや空中戦で完全に競り負けての失点が目立っていただけに、
この復帰はチームにとっては大きな希望となる。

第2クール、残り試合でどれだけ上位との勝ち点差を詰めることができるのか。

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2008年06月01日

湘南ベルマーレ、スクランブル三連戦。問われる真価。

湘南ベルマーレは、第2クール最大の山場といえる三連戦を迎えた。

湘南と同じく昇格を目指す、横浜FC、仙台、広島との連戦で、
結果を残すことが昇格に向けての必須条件。

緒戦の横浜FC戦。
ベルマーレはボランチの坂本を出場停止で欠き、
その上、左サイドバックの鈴木信貴が試合直前に負傷で戦線離脱。
この状況で奮起したのが、急遽出場が決定したベテラン北島義生。
広い視野、豊富な運動量でチームを牽引。
3点目のゴールは、北島のすばやいリスタートからのロングパスによるものだった。
昨年は年間通してボランチとしてチームを支え続けたが、
シーズン後半は疲労のためか、単純なミスなども目立っていた。
同じボランチの田村や永田の台頭もあり、
今年は出場機会に恵まれなかったが、この試合でその存在感を十分にアピールした。

2試合目の仙台戦。
前半10分間でコーナーキックから2失点。
いずれも高さに欠けるニアサイドを狙われての失点となった。
このビハインドを追いついたものの、
阿部、田村が立て続けにレッドカードを受け、二人少ない状況となった。
それでも試合をドローに持ち込んだことはチームにとって大きな勝ち点1。
ただの勝ち点1ではなく、
当面の昇格に向けたライバル仙台からふたつ分の勝ち点を奪った意味でも大きい。
序盤に失点するのは、昨年同様、悪い面が出た形だが、
そこで折れることなく、チームを立て直すことができたのは、
昨年から口にし続けてきたリバウンド・メンタリティがようやく結実したということなのだろうか。

この試合で退場になった阿部、田村。
さらに、累積警告で欠場となるアジエル、臼井。
怪我のため出場の見通しが立たないジャーン、鈴木信貴。
広島戦はチームの主力を数多く欠いた状況で戦う、まさにスクランブル。
この試合でチームが何かを得ることができたら、
昇格に向けて大きなエネルギーになることは間違いないだろう。

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2008年05月21日

第一クール終了。勝ち点25が持つ意味と課題

J2第一クールが終了。
湘南ベルマーレが積み上げた勝ち点は25。

この日、愛媛FCはゴール前の守備を固めてカウンターという戦術を徹底し、
結局、失点を最小に抑えて、試合はドローで終了した。

湘南ベルマーレは今シーズン初めての引き分けで、
目標としていた第一クール勝ち点27に到達することはできなかった。
この25という数字をどう評価するべきかというと、
現在の湘南ベルマーレというチーム状態を考えたら合格点ととらえるべきではないか。
圧倒的な力の差をもって相手を沈めるだけの力を見せることもなく、
それでも勝ち点25、4位という成績を手にすることができたのだから、
上出来ではないか。

ここまでの試合で、いくつかの不安材料が浮上した。

・ ジャーン、田村という守備の中軸の不在
・ 機能しないスーパーサブ、リンコンの起用法
・ 菅野監督の不可解な先発選手の起用法
・ アジエルがボールを奪われた後のリスクマネジメント

今日の試合では、11本のコーナーキックを得たものの、そこからゴールを奪えなかった。
ジャーンや田村といった制空権を握れる選手が不在だったことが大きく影響している。
さらに、FWも原・石原・阿部の3人のローテーションでは、
ゴール前を固めた相手からゴールを奪うことは難しい。

そして、各チームからマークされる存在となった「昇格候補」湘南ベルマーレ。
特に目立ったのは、アジエル対策。
最近三試合では、
鳥栖はがっちりと徹底マンマークをつけて対応。
セレッソもマンマークに近い形をとった。
愛媛はアジエルを比較的フリーに近い形で持たせておいて、ゴール前を固めた。
この3試合を見ると、
今後のアジエル対策の大きなヒントになってしまうような気がしますが・・・。

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2008年05月06日

湘南ベルマーレ第4のFW、阿部吉郎が見せた意地。

湘南ベルマーレが連勝。
暫定ながら2位に順位をあげた。

水戸のDF陣の堅守に阻まれ、ゴールを奪えない湘南。
そこで菅野監督が投入したのが、FC東京から移籍してきたFW阿部吉郎。
開幕戦で先発出場したものの、結果を残せず、
怪我もあって出場機会を失っていた阿部吉郎がピッチに飛び出す。
リンコンが怪我で欠場したために出場チャンスのめぐってきた第4のFW。
そして、快足を活かしてオーバーラップした臼井のセンタリングに、
得意のアクロバティックなボレーで合わせて先制ゴールをあげた。
これでチームの一員になれた気がする、と本人が語ったコメントから、
FWとして仕事をやり遂げた充実感があふれていた。

途中出場から決定的な仕事をできる阿部が戦力として目処が立てば、
チームにとっては大きなプラス材料となる。
しかし、その後も、ゴール前で決定的なチャンスを何度も迎えるが、
ゴールを決めることはできなかった。
彼が昇格を目指すチームの切り札となるためにはそのあたりの精度を上げることが重要になりそうだ。

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2008年04月29日

連勝ストップ。菅野監督の采配は正しかったのか?

湘南ベルマーレの連勝は3でストップ。
山形戦での試合を振り返ったとき、いくつかの課題が浮き彫りとなった。

山形は、運動量でも、フィジカルコンタクトの強さでも湘南を圧倒した。
後半の失点で、チームは完全に浮き足立ち、バラバラに。
攻撃の足がかりをつかむために、菅野監督は早めにリンコンを投入。
しかし、リンコンはまったくボールを収めることができず、
攻撃の起点をつくることすらままならなくなってしまった。
永里、鈴木伸貴を続けて投入するも、まったく効果を見せなかった。
そして、ポジションチェンジで急遽センターバックとなった三田がイエローカードを受けて退場。
やることなすこと、全てがうまくまわらず、山形の術中にまんまとはまってしまった。

リンコンを投入する時間が早かったことは、
失点でリズムを失ったチームをますます混乱させる結果となってしまった。
ボールが収まらない状況で、スピードのある永里が入ってもアップダウンを繰り返すだけ。
そして、敗因のひとつは、ジャーン・田村を欠いた守備陣をあえていじったことにもある。
臼井のコンディションが戻ってきたからといって、
不安要素だらけのDFラインをいじって、好調だった鈴木伸貴をはずす必要があったのか。
この日の菅野監督の采配にはいくつもの疑問が残った。

チームは3連勝で2位まで順位を上げていたものの、
チームの調子自体は決していいものではなく、ドタバタの中で勝ち点が転がり込んできたような印象だ。
そういった部分の反省や課題をしっかりクリアにしていかなければ、
昇格を手にすることは難しいのではないか。。。

苦手な山形との試合を終えたばかりで、次もますます苦手な福岡戦。
苦手チームをしっかり攻略していけるのかが今シーズンの鍵となりそうだが・・・。

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2008年04月05日

試合を変えた湘南のダイナモ、永田亮太

まったく調子の上がらない湘南ベルマーレはアウェーで草津と対戦。

前半、原と石原のツートップが前線で体を張ることで、
試合の主導権を握りながらも、決定機を逃し続ける湘南。
後半になると、まったくボールが収まらなくなり、
ついには草津にカウンターから先制点を許す。

リンコン・鈴木将太投入も実らず、
菅野監督が最後に切ったカードは永田亮太。
全体的に守備が軽く、球際で圧倒されていた湘南だったものの、
立命館大学出身ルーキー永田の精力的なランニングでそれを補い、チームを活性化することに成功。
ボランチの位置から積極的に前線に飛び出し、チームの攻撃にようやく勢いが生まれる。
そして、同点ゴールは永田のセンタリングから、最後はリンコンが決める。
逆転のゴールをアシストしたのも永田。
右サイドを駆け上がり柔らかいセンタリング、リンコンの頭にピタリと合わせた。

最後はハンドによるPKをとられるなど、最後までぴりっとしない試合展開となったが、
それでも永田がこうして結果を出したことはそれ以上に大きな価値がある。
ゲームを作り、得点を狙えるダイナミックなボランチがようやく始動した。

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2008年03月08日

湘南ベルマーレの2008シーズン開幕。見えてきたリンコンとアジエルのホットライン。

ついに開幕しました2008年Jリーグ。
今年は昇格という目標が、近年で最も現実的な目標として戦えるシーズン。
湘南ベルマーレは昨年同様、ホームでベガルタ仙台と対戦。

前半から、仙台FW中原をめがけてロングボール、さらにサイドに展開して勝負という、
仙台のシンプルな攻撃に対してまったく後手後手に回った湘南。
昨年の開幕戦は右サイドの財津が集中砲火を受けたが、
今年も右サイドの山口が徹底的に狙われ、まったくリズムがつかめない。

流れが変わったのは選手交代から。
湘南は阿部に代えてリンコンを投入することで、前線にボールが収まるようになった。
リンコンは、やわらかいボールタッチと長いリーチでボールをキープ。
アジエルと近い関係を保つことで、攻撃にようやくリズムが生まれた。

そして、コーナーキック。大山のブレーキのかかったキックにジャーンがあわせて先制。
このゴールが決勝点となった。

注目のリンコンはアジエルとの相性もよさそうで、
昨年のエドワルド・マルケス同様、前線でアジエルと細かいパス交換からチャンスメイクが期待できる。
決定機を外すなど、十分な活躍だったとはいえないかもしれないが、その片鱗は見えた。

新戦力の三田、大山は消極的な姿勢が目立ち、左サイドからのチャンスはほとんど作れなかった。
阿部は力強いドリブルなども見せたものの、
今日のような守勢に回るゲームでは石原+原やリンコンがベストチョイスなのかもしれない。

3クール制になったため、序盤のつまづきが昇格の行方を大きく左右するわけで、
内容はともかく、勝ち点3をとったことは大きい。
横浜FC戦・広島戦と続く序盤の3試合で勝ち点6以上取ることが、昇格に向けての大きなステップと言えそうだ。

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2008年02月22日

いよいよ始まる2008シーズン。湘南ベルマーレの補強ポイントとは?

いよいよ3月8日から、J1昇格を目指す湘南ベルマーレの2008年が始まります。
今シーズンの主な新戦力は以下。

DF 三田光(新潟)
DF 臼井幸平(山形)
FW リンコン(福岡)
MF 大山俊輔(愛媛)
FW 阿部吉朗(FC東京)
MF 中村 祐也(浦和)

尾亦が抜けたサイドバックの補強として、三田と臼井という、
実績の豊富な選手を獲得できたことは非常に大きい。
また、FWのリンコンは福岡でも得点を量産し、
チーム戦術にフィットするかは疑問が残るが、その得点感覚だけは間違いない。
阿部もスーパーサブ的な働きのできる選手で、FWの層も厚みを増した。

全体的に見て、昨年のチームをベースに、
的確な補強で戦力の底上げができたという印象を得た。


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2007年12月08日

湘南ベルマーレ、2007シーズン総括 フォワード編

絶対的なエース不在。それでも、チームはシーズン55得点。

エース石原は、ポストとしてのプレーにも磨きがかかり、
囲まれても簡単にはボールを失わない力強さを身につけるようになった。
前線からの献身的な守備、運動量の多さ、瞬発力の高さ。
チームへの貢献度の高さは特筆すべきものがある。
シーズン12得点という数字をどう評価するかは意見が分かれるかもしれない。
決めるべきシーンでのミスも少なくなかった。
石原がここを改善することが、J1昇格への最大の近道になりそうだ。

そして、11得点を挙げた原竜太。
出場時間でいえば2418分と石原よりも1000分以上も少なく、
90分平均得点で0.43、シュート決定率0.23はいずれもチームトップ。
この数字が原竜太の今シーズンの活躍を物語っている。
ただ、終盤戦は負傷もあって、精彩を欠いていた。

シーズン中盤に加入したエドワルド・マルケスは、
前線でボールをしっかりと収める技術の高さでチームに貢献したものの、
得点能力やスピードに物足りなさがあったのは間違いない。
残念ながら戦力外となり、代わりに外国人FWを獲得することが濃厚となっている。
福岡のリンコンという名前もすでにあがっているようだが・・・、果たして。。。

外池が引退、柿本・森谷が退団。
梅田は残り、高さという意味でのオプションとして期待される。
岡、菅野といった若手の成長も楽しみだが、
やはり最大の注目点は外国人選手の補強になりそうだ。

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湘南ベルマーレ、2007シーズン総括 オフェンシブハーフ編

アジエルなくしてはこのチームの昇格はありえない。

J1を含め、数多くのオファーを断っていち早く残留を決定したアジエル。
来シーズンも攻撃の核はアジエルに他ならない。
繊細で美しいも力強いステップワーク、
アジエルがボールを持つと、チーム全員がアジエルを中心に動き出す。
アジエルのドリブルが湘南の生命線となる。
小さな体だが、実はジャンプ力があり、コーナーキックからのヘディングも得意。
明るいキャラクターで、チームへの影響も大きく、まさにチームの顔だ。

シーズン終盤、
家族の不幸のためにアジエルが戦線離脱。
その間に成長を見せたのが鈴木将太。
右サイド、ボールを持ったらドリブルで勝負を仕掛ける。
シーズン序盤は、消極的なプレーが目立ち、チームの期待を裏切ってきたものの、
終盤は鈴木将太のドリブルはチームにとってなくてはならない武器となった。
トップ昇格し、試合出場も果たした猪狩や、磐田ユースから加入の原田らの活躍にも期待。

左では加藤望が存在感を見せた。
38歳とは思えない豊富な運動量、経験の高さ、正確なプレスキック、視野の広さ、
第4クールに入ってからはまさにMVP級の大車輪を見せていた。
衰えることはないのだろうか。
今シーズンはキャリアハイのシーズン10得点をあげ、まだまだ発展途上。

途中出場の多かった永里だが、プレーにムラも多く、
スーパーサブと呼ばれるだけの活躍をしたとは言い難い。
だが、第4クール京都戦で見せた同点ゴールなど、印象に残るプレーも多かった。
ピッチにたてば、何かを変えることができる、そんな期待される選手に成長してほしい。

そして、16歳の菊池大介。
出場は1試合のみだったものの、ボールコントロールの技術や視野の広さなど、
将来性を感じさせる選手であったことは間違いない。
経験を積み、チームだけでなく、リーグを背負って立つ選手になることを期待したい。

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湘南ベルマーレ、2007シーズン総括 ボランチ編

ボランチ。坂本はまさにチームの心臓だった。

昨シーズンの終盤からボランチにコンバートされた坂本。
視野の広さ、正確なボールタッチ、あきらめない魂のこもった守備、労を惜しまぬランニング。
考えてみればボランチに必要な要素はすべて持っていたのかもしれない。
坂本が攻撃参加することで、チームは攻撃モードに変わる。
坂本がひとつのスイッチとなっていた。

第3クールの東京ヴェルディ戦。
1点ビハインド、劣勢のベルマーレ。
さらに、坂本は不可解なイエローカードを受けて時節出場停止が決定。
坂本はこの試合の重要性を、これから続く試合の意味の大きさを誰よりも感じていた。
そして、終了間際に、ドリブル突破から、同点ゴールを生むセンタリング。
坂本がチームを救った、象徴的なシーンだった。
来シーズンも、坂本がチームの牽引車として、中盤を支えることを期待したい。

もうひとつのポジションは、北島が中盤戦までスタメンを務めていた。
北島は高いインターセプト技術で、チームへの貢献も大きかった。
しかし、危険なパスミスなども目立ち、スタミナからか運動量も落ちたように感じる。
代わってスタメンとなったのは田村。
とにかくよく走り、体を張る。
器用なことができる選手ではないが、チームにとっては貴重な汗かき屋だ。
ハードワークで、相手の中盤のキーマンを止める。
今シーズン最も成長した選手の一人かもしれない。

坂本・田村を軸に展開していくことになりそうだ。
トップ昇格を果たした林の成長にも期待したい。

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湘南ベルマーレ、2007シーズン総括 サイドバック編

次はサイドバック。ベルマーレのアキレス腱、右サイドバックは・・・。

J2はどのチームもサイドバックの人材難であることは間違いない。
優秀なサイドバックの人材不足は日本サッカー界全体の大きな課題だからだ。

その中で、ベルマーレももちろん例外ではない。
特に右サイドバックの人材は大きな問題だった。
名良橋を獲得したものの、出場するコンディションには至らず、半年での契約終了となった。
チームの黄金期を支えた選手としては寂しい選手生活の最後となったが。

前半戦、チームは右サイドバックを固定することができなかった。
右サイドバックは、
財津、村山、中里、田村、松本などが務めたものの、定位置を確保する活躍をするにはいたらなかった。
第3クール途中から、山口が右サイドバックとして固定されるようになった。
本来センターバックのルーキー山口、守備面での能力を買われての起用となった。
対人守備にも強く、高さもあった。
しかし、サイドバックとしての攻撃参加には不満も残る。
中途半端なプレーでピンチを生むことも多く、クロスの質も残念ながら高いとは言えなかった。
終盤からは積極的にドリブルなどで勝負に行く機会も増え、自らシュートで終わるシーンも目立った。
攻撃への意識の高まりは明らかに見てとれるようになってきた。

中里、財津、冨山がすでに契約非更新(戦力外)となっており、
右サイドバックをできる人材は、ボランチの田村と試合出場のまだない川俣。
大宮にレンタル移籍してブレイク、J1残留に貢献した村山が帰ってくるのかどうか。
いずれにしても、戦力の補強は行わなければならない。
来シーズンに向けて、ひとつの大きな補強ポイントとなりそうだ。

左は尾亦。
前半戦は怪我で出遅れたものの、
タイミングのいいオーバーラップや、スピードは大きな武器となった。
昨シーズンは、タッチライン際で手詰まりになってあげたクロスがDFの足に簡単に阻まれるシーンが多かったが、
加藤望をはじめ、中盤との連携からクロスが上がるシーンも増えている。
キックの種類も豊富だが、精度を高めていくことがまずは大きな課題か。
ディフェンスは、時折見せるインターセプトはチームに勢いを与えるが、
いらないファウルも多く、ディフェンスの向上にも期待。

そして、注目すべきは鈴木信貴。
ドイツ帰りの左のスペシャリストは、鋭く曲がって落ちる精度の高いキックを持ち、
セットプレーでの大きな戦力にもなる。
怪我で試合出場は少なかったものの、コンディションが整えば、
尾亦のポジションも磐石ではなさそうだ。

スピードの尾亦。
キックの鈴木。

ふたりがポジション争いをすることによる活性化が期待される。

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湘南ベルマーレ、2007シーズン総括 センターバック編

続いてはセンターバック。
注目のセンターバックコンビは期待以上の大活躍を見せた。

ジャーンと斉藤。
いずれも代表としての経験を持ち、J1での経験も豊かなセンターバックコンビが誕生した。

昨シーズン、リーグで2番目に失点数の多いクラブだったベルマーレ。
守備の建て直しを、緊急かつ最重要の課題として臨んだシーズン。
結果、失点数55は、リーグで3番目に失点数の少ないクラブとなった。

ジャーンの高さと、斉藤のカバーリング。
前から来るボールはほとんどジャーンが跳ね返していた。
スペースを狙ったボールにも、斉藤がしっかりそのスペースをケアしていた。
ジャーンが熱くチームを鼓舞すれば、
斉藤は冷静に状況を判断しコントロールする。
J2で最強のセンターバックコンビと呼ばれるにふさわしいものだった。

ジャーンは、怪我のために一時チームを離脱し、
チームの守備は磐石とはいえなかったものの、
その間に、田村や山口というバックアッパーが試合出場を通して成長したことは大きな収穫となった。

昨シーズン、目立ったセットプレーからの失点も解消され、
ジャーンの高さをターゲットにしたセットプレーからの得点も多かった。
斉藤の直接FKに、ゴールの予感を感じることはあまりなかったが、
セットプレーなどで4得点をあげ、攻撃面でも大きな役割を果たしている。

ジャーンはすでに残留が決定。
一年間のレンタル契約で加入した斉藤の動向が気がかりだが、
昇格のためには必要不可欠な戦力。

円熟味を増すセンターバックコンビの活躍へ期待も大きい。

問題はバックアップ。
昨シーズンのディフェンスリーダー松本だが、集中を欠いたプレーも目立ち、
ふたりの穴を埋める活躍をしたとは言いがたい。
山口がサイドバックに転向し、田村がボランチとして新境地を開いた今、
純粋なセンターバックはこの3人のみ。
どのような形で補強を行うのかも注目か。

投稿者 welconnect : 13:41 | コメント (0) | トラックバック

湘南ベルマーレ、2007シーズン総括 GK編

ここから、各ポジション別に2007シーズンの総括として、
感じたこと、来シーズンへの展望を書いていこうかなと。
まずは、ゴールキーパー。

まさかのルーキー開幕先発出場を果たしたキム・ヨンギ。
驚くことに、ルーキーながら全試合フル出場を達成。
経験が何よりも求められるこのポジションで、年間通して、ゴールマウスを守り続けた意義は大きい。
長身でリーチも長く、セレッソとの対戦ではチームを救うPKストップを見せた。
ベルマーレのGKとしては珍しく、パントキックやフィードの正確さも持っている。
ジャーン・斉藤の影響も大きいものの、昨シーズンの合計失点数を大きく下回る失点数で、
課題の守備の建て直しに大きな役割を果たしている。
周囲の予想を大きく上回る大活躍だったといって間違いない。

が、不安はまだ多い。
クロスボールの処理などの際に、ボールをファンブルするシーンが年間通して数多く見られている。
相手チームにも研究され、そこを狙われる危険な場面も多かった。
スピードにはあまり自信のないジャーン・斉藤(残留するのか?)がセンターバックだとすると、
その裏のスペースのケアも大きな課題になりそうだ。

キム・ヨンギがさらに経験をつみ、順調に成長していくことで、
チームはさらに大きく飛躍していくに違いない。


バックアップとして、経験の豊富な伊藤友彦が控えていたことも大きい。
昨シーズンは終盤に出場数を伸ばした植村だったが、
ミスも目立ち、信頼を勝ち得るにはいたらなかった。
若い濱崎はまだこれからに期待。
3選手とも試合出場はなかったものの、
全選手とも戦力外となることはなく、おそらく残留するのではないだろうか。

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2007年12月04日

もっと強くなるために。湘南ベルマーレの最終節。

シーズンが終了。
昇格を視野に入れたまま、シーズン終盤まで戦ってこれたのだ。
これまでとは違う充実感があって、来期への期待に胸を膨らませてもいいところだが。

最終戦のアウェー愛媛戦は、屈辱にまみれた昨シーズンを髣髴とさせるような負け方だった。
同点ゴールを許し、動揺した隙に連続ゴールを奪われ、敗戦。
来シーズンに向けての不安を残すものだった。

そして、毎年。この日はやってくる。
戦力外通告の選手がチームから発表され、
チームをこれまで支えてきた選手たちの名前がリストに掲載された。
ユース時代から期待され続けてきた中里。
エースとして二年連続二桁ゴールを挙げた柿本。
デビュー戦で2ゴールをあげた決定力の高さが魅力の森谷。
さらに富山、財津。どちらも湘南のアキレス腱といわれる貴重な右サイドバック。

そして、エドワルド・マルケスの名前もその中にあった。
5得点ながら、前線でボールをキープし、リズムを変えることのできる貴重な選手だった。
もちろん、PKも外した。シュートもそれほどうまくなかった。ムラが多かった。
いろんな課題はあったにしろ、それでも、湘南の外国人FWとしては、
これまででもっとも貢献した選手といって間違いないのではないか。
それでも、戦力外通告をした背景としては、
それ以上に期待できるFWの獲得のめどが立ったと考える以外にはなさそうだが・・・。

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2007年11月26日

2008シーズンへ向けて。湘南ベルマーレの再出発。

湘南ベルマーレ、2007シーズンホーム最終戦は福岡に敗れ、優勝の可能性も消滅した。

前半10分で失点。
立ち上がりに失点するという、今シーズン何度も何度も何度も何度も繰り返された過ちを、
この大事な試合でもやってしまう。
それでも、前半終了間際に石原が相手の横パスを掻っ攫ってワンマン速攻で同点ゴール。

攻撃では、右サイドの鈴木将太がチームにアクセントを与えていた。
福岡の左サイドバックの対応が甘いと見るや、徹底的に縦の突破を繰り返した。
後半開始と同時に福岡は選手交代で修正を図ったものの、それでも勝負し続け、
スピードあふれる突破からPK獲得。

が、このPKをエドワルドマルケスが失敗。
ひょっとしたら、これがこの試合のすべてだったのかもしれない。
実は湘南ベルマーレ、今シーズン、PKでの得点はこれまでわずかに1点だけ。何故だろう?
その後も前がかりに攻めるも、福岡の荒っぽいディフェンスと、最後の精度の低さに得点が奪えず、
逆にオフサイドぎりぎり(?)のカウンターから失点。
前がかりになったところで失点するというのも、また悪い癖がでたわけで。
前半立ち上がりの失点といい、
ある意味、シーズンを象徴する戦い方だったという言い方も出来なくはない。

悔やまれるのは、坂本鉱司が負傷のためピッチを離れて、
治療を終えてピッチに入ることを要求していたものの、主審がそれを認めず、
人数の少ない状態で崩されて失点してしまったということか・・・。

この試合、メインスタンドで見ていたのですが、
敗れはしたものの、サポーターにも悲愴感はなく、
一年間、昇格というモチベーションを絶やすことなくシーズンを過ごせたことに対する充実感にあふれていた。
誇りを持って、チームを愛して、それが自分たちにとっての幸せだと気づかされた。

負け惜しみではなく、昇格が出来なかったことを悲しんでいる場合ではない。
チームはもう来年に向けて走り出している。
すでに、アジエルが残留することが早々と発表されたことは、
チームにとっても、サポーターにとっても、何より大きな希望となった。

来年の今頃は、きっともっと大きな希望が待っていることを、確信を持って。


ちなみに、スタンドに河野太郎氏・・・。
うちの子供(6ヶ月)に話しかけてくれましたが、
ごめんなさい。選挙区外の人間だと言いそびれてしまいました。。。
あなたがいたから、チームがここにあって、
こんなにたくさんのサポーターが夢中になれているんです。
ありがとうございます。そして、これからもよろしくお願いします。

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2007年11月24日

湘南、J1昇格に向けたミラクルカウントダウンへ。

鬼門、アウェー仙台戦に勝利、
湘南ベルマーレは、ホーム最終戦を昇格の可能性を残したまま迎えることになりました。


これまで仙台スタジアムは湘南ベルマーレにとっては鬼門だった。
1勝1分9敗という戦績がそれを証明するとおり。
しかし、湘南は昇格争い真っ只中の仙台相手に3-2の勝利。

加藤望のプレーのクオリティの高さには舌を巻く。
圧巻は左からのフリーキック、大きく弧を描いて、ゴールキーパーの頭上を越えてのゴール。
この第4クールに入って、ガス欠になるどころか、MVP級の活躍を見せている。

さらに、アジエル不在の右サイドでは鈴木将太が躍動。
アジエルと違い、右サイドで張ることで、
今まで手詰まり感を抱えていた右サイドからの攻撃での大きなオプションとなっている。

田村の守備での貢献も重要な役割を果たしている。
ロペス・リャンという絶対的なエースに対して、ガツガツと立ち上がりからマークし、
自由にさせなかったことで、仙台にリズムを与えなかった。

もちろん。それだけではなく、選手がそれぞれに役割を果たしたことがこの結果につながっている。
湘南のチーム力を証明するのが、その選手別得点に表れている。
エースのアジエルがPKも含めて12ゴール。
それに続くのが、石原、原、加藤望の11ゴール。
一般的に、J2の戦い方は、守備を重視し、カウンターで個人能力の高い選手の力で得点する。
それは外国人助っ人選手の力に依存するという形に叙述に現れており、
昇格を目指す多くのチームでは得点数が特定の選手に偏る傾向がある。
それに対して、湘南はどの選手でもゴールを決める。
上記の4選手以外にも、エドワルドマルケス、坂本、斉藤なども得点が多く、
レギュラーメンバーでは尾亦以外の全フィールドプレーヤーが得点者となっている。
昨年11位だったチームが、こういった戦い方をすることなんて、誰に想像できただろう。

ホーム最終戦は福岡戦。
まったく勝てなかった天敵に、前回対戦でようやく勝利をつかんだばかり。
愛媛での最終節まで昇格の可能性を残すには、
この試合に勝利し、京都が勝たないことを願うのみ。

さぁ、ミラクルカウントダウン。

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2007年11月12日

崖っぷち湘南ベルマーレ。疾走する鈴木将太。

まさに崖っぷち、J1昇格には全勝が絶対条件の湘南ベルマーレ。
そんなチームに暗雲。

エース・アジエルの父親が来日中に急死。
アジエルはチームを離れ、ブラジルに緊急帰国。
エドワルドマルケスは累積警告による出場停止。
さらに、不運は重なるもので、ジャーンが試合直前の練習で負傷。
外国人選手3人を失い、まさにスクランブル。
それでも、湘南ベルマーレはまだまだ終わらない。

前半に得点をあげて意気上がる鈴木将太は、
後半に入って、自由なスペースを与えられ、鋭いドリブルで敵陣を切り裂く。
これまで、起用されていながらも、決定的なシーンをつぶしたり、
一対一の勝負でボールを何度も失ったり、
チームの期待にこたえることができなかった鈴木将太が、ここにきて本来のキレを取り戻した。

急遽出場の松本も今日は高い集中力で草津の攻撃を跳ね返す。
そして、前節からはボランチに定着した感のある田村は豊富な運動量と体を張った守備でチームを支える。
ブラジル人不在の影響を感じさせなかった。

そして、スーパーだったのは石原。
前線からの守備ももちろんのこと、
何度も何度も、体を張って前線に出たボールをキープし、攻撃につなげた。
得点に絡むことは無くても、チームを勇気付けたのは間違いなくこの11番。

それに比べ、気になるのは原竜太。
第4クールに入ってから、明らかに精彩を欠いている。
それでも、FWの駒不足というのは切実な現実。
今日の梅田と外池の動きの悪さもそれを証明している。


試合は、将太のゴールのあと、スコアレスで続いたものの、
草津GK本田のお粗末なオウンゴールで試合の流れが壊れてしまった感があり、湘南も失点。
それでも、リードを守りきって勝ち点3を奪い、昇格へのわずかな望みはつながった。

次は昇格を狙う仙台との生き残りデスマッチ。
湘南はここで負けたら昇格の望みが絶たれる。
たとえ勝っても、京都が勝ったらそこで昇格の可能性は失われる。
最後の3試合。
長いシーズンの集大成を見せて欲しい。

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2007年10月18日

待望のドリブラー、猪狩佑貴

0-3の大敗。
東京ヴェルディの圧倒的な個人技の前に、なすすべもなく崩壊した湘南ベルマーレ。
かすかに見えていたJ1昇格への可能性も失いそうなこの一戦で、
数少ない収穫は、ユース出身のドリブラー猪狩がデビューし、その持ち味を発揮したことだろう。

敗戦ムード濃厚な状況でピッチにたった猪狩。
ユース出身選手のトップデビューは、久しぶりで、猪狩へのサポーターの期待も高い。
元日本代表服部とのマッチアップも臆することなく果敢に仕掛けていく。
右サイドを主戦場とするドリブラーといえば、加藤大志(現京都)の活躍が記憶に新しい。
それ以来、
途中出場でサイドから勝負して局面を打開できる選手のいなかった湘南には貴重な戦力となりそうだ。

小柄ながら、縦に勝負するスピードに優れている。
裏街道で服部を抜いたり、セットプレーからあわやゴールというシーンを演出したり、
デビュー戦でありながらも、将来を期待させる活躍を見せ、
絶望感の漂っていたサポーターにも希望を与えた。

今年、猪狩だけではなく、
林、鎌田、岡、そして菊池大介がユースからトップに合流している。
7月にすでに菊池大介が16歳でトップデビューをしており、
猪狩をはじめ、他のユース出身選手には大きな発奮材料となったと思われる。
チームが好調で、活躍の場が与えられなかった若い選手たちのプレーに注目したい。

いや、まだ昇格を完全に諦めたわけではないんだけどね・・・。

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2007年10月11日

38歳、加藤望が切り拓いたJ1への道。

どのアナウンサーも彼に対して、こういった言葉を付け加える。
「ベテラン」
38歳でありながらも、
過酷なJ2でもコンディションを維持し、衰えぬテクニックと、無尽蔵のスタミナを誇る彼に対して、
敬意を表してのコメントであることは間違いない。
けれど、本人は、そう呼ばれることに少なからず抵抗を感じているのであろう。
加藤望。
38歳でありながらも、まだまだプレースタイルは変わらず、その先を見つめている。

どうしても勝たなければいけない試合で、
どうしても奪われてはいけなかった先制点。
苦境に立ったチームを救ったのは、38歳、J2最年長プレーヤー加藤望。
無回転ミドルがゴールネットを激しく揺らす。

さらに、後半にもドリブルから強烈なミドルでゴールを脅かす。
そして、左サイドに開いて、まるで秒針さえも止めてしまうかのようなしなやかで美しいセンタリング。
これがフリーのエドワルド・マルケスの頭にドンピシャで逆転ゴールを呼び込む。

今年は、監督の方針から、毎試合途中交代で試合終了の笛をピッチ上で聞く機会はほとんどなく、
最近ではベンチスタートの機会も増えていた。

今日は結局、90分間フルタイムを走りぬいた加藤。
まだまだ衰えぬその力を存分に見せ付けた格好となった。

この試合で負けたら、
セレッソ戦でのキムヨンギのPKストップも、
京都戦での永里の奇跡の同点ゴールも、すべてが無駄になってしまう大事な大事な試合。
加藤の持つ、豊富な経験と、高い戦術眼は、昇格に向けて、計り知れないほど貴重な戦力となる。

さあ、残り7試合。崖っぷちを楽しむ覚悟は固まった。

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2007年09月30日

ミラクル湘南、お前ら最高。

何度も終戦という言葉が口をついて出そうになるたびに甦る湘南ベルマーレ。
どうやら、まだまだこの一年を諦めさせてはくれないようで、本当にお前ら最高。

出足も悪く、ボールも収まらず、先制点と追加点を献上した京都サンガ戦。
しかも、追加点は何度も痛い目にあって、課題とされてきた立ち上がり1分での失点。
もう諦めるしかないという絶望的なムードの漂う試合展開の中で、チームの空気が変わった。

坂本がチームを鼓舞し、前線へ果敢に飛び出す。
そして、残り6分。DF山口を下げて、大砲梅田を投入。
ジャーンもパワープレーに回っているので、DFに残るのは二人だけ。
玉砕戦術はいきなり結果となり、
坂本のロビングボールからジャーンのヘッドで落としたボールを石原が押し込んで1点差。
さらに攻勢のベルマーレはロスタイム。
坂本が捨て身のヘッドでつないだボールはゴール前、永里が蹴り込んでなんと同点。
まさにミラクル!・・・涙が出てきた。

もう一点を奪うことができなかったベルマーレは、勝ち点1どまりとなり、
昇格への可能性は俄然厳しくなったわけですが、
それでも、ここまでミラクルを繰り返すチームに何かを期待しないでいられません。

パウリーニョの決定的なシュートを防いだキム・ヨンギ。
常に冷静に最終ラインを統率し、崩壊寸前のチームを支えた斉藤。
終盤、斉藤とふたりきりで体を投げ出して守備を担った尾亦。
途中出場で流れを変え、カウンターの守備にも全力疾走を見せた梅田。
高い打点のヘディングで好キッカー不在のチームの中でセットプレーの核となり続けたジャーン。
チームに闘志を注入した坂本。
本番に弱い男のレッテルを貼られ続けながら、最後にゴールで応えた永里。
サイドの一対一でも果敢に勝負するようになった山口。
厳しいマークにあいながらも攻撃の軸として君臨していたアジエル。
走り続けた石原、その目の前に試合の流れを変えるボールが転がってきたのは偶然ではないはず。
選手を信頼し、この試合の大切さを伝え、大胆な勝負に賭けた菅野監督。

シーズンはまだ終わっていないけど。
それを含め、すべての選手・スタッフに、ありがとう。

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2007年09月26日

失った勝ち点ふたつ。失わなかった希望。

昇格を目指すベルマーレとセレッソ。
試合は結局2-2、勝ち点1を分け合う痛みわけに終わった。

試合はセレッソペースで進み、
先制されては追いつき、勝ち越されては再び追いつくという展開。
そして、ペナルティエリア内の微妙な判定で与えてしまったPK。
負けはすなわち昇格レースからの脱落を意味するこの重要な試合で直面した絶望的な状況、
しかし、これをGKキム・ヨンギが好セーブ。

試合はこのままタイムアップ。
負けられないベルマーレは上位チームとの直接対決で踏みとどまった。
もちろん、勝ち点をふたつ失ったことは大きな痛手だったものの、
まだまだ絶望するときではないことを、
ルーキーながらチームを最高峰で支え続ける守護神が教えてくれた。
ファンブルが多く、まだまだミスも多いキム・ヨンギだが、
試合を重ねることによって信頼を得て、チームには欠かせない存在へと成長を遂げた。
彼が見せたPKストップがチームにもたらしたエネルギーは、計り知れない。

昇格への可能性は小さいものの、まだまだ、まだまだ諦めない。

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2007年09月22日

覚醒した「縦への強さ」。俺たちの石原直樹。

交代でピッチを後にするまでの75分間。
石原直樹は酷暑のピッチを走り続けた。

前節、痛すぎる一敗を喫した湘南ベルマーレは、ホームで首位札幌との一戦。
さらに、中盤の主力3人が出場停止。
絶体絶命の危機的な状況で、チームを救ったのは石原・原のツートップだった。

高さ・強さには絶対の自信を持ちながらスピードに劣る札幌の守備陣に対して、
自慢のスピードを武器に果敢にアタックをかけるツートップ。
守備に攻撃に、貪欲に走り回るふたりの労力が報われるまでにそう時間はかからなかった。
縦へのフィードに、札幌DFとキーパーの間で、一瞬、集中力が切れた。
そこに詰めた石原直樹がボールをかき出し、受け取ったボールを原がゴールに流し込む。
美しさのないゴールだが、死にかけたベルマーレを蘇らせるのにはこれ以上ない一点となった。

その後も、ツートップ、特に石原直樹のプレーは際立っていた。
ボールを受けての単独突破、スルーパス、次々にチャンスを生み出していく。
決定的な場面でのミスも多かったが、札幌の守備陣を混乱させるのには十分だった。
菅野監督も「代表になれる素質」を認めるストライカーの縦への強さが覚醒した。

疲弊した札幌守備陣にとどめをさす斉藤の追加点。
斉藤も、ダヴィと中山という屈強で激しく当たってくるFWに対して、身を挺して守備を支えていた。
そして、貴重な追加点。

途中出場の選手の活躍も目立った。
3点目のゴールは、左サイドの鈴木伸貴の美しいクロスに、
中央で梅田がつぶれ、その裏に走りこんだ鈴木将太が押し込んだもの。
途中出場の選手3人がそれぞれ仕事をして生まれたゴール。

チームはこれ以上ない形で、昇格への夢をつないだ。
第4クール、最後まで、まだまだあきらめられない。

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2007年09月15日

これが今のチームの力。キャプテン、ジャーンの存在感。

これが今のチームの力。これが現実。
かといって、それを受け入れるのはあまりに残酷すぎる話で。

徳島戦。
確実にチームは精彩を欠いていた。
連戦の疲労もあってか、前節のゲームから緊張が切れてしまったのか。
特に、これまでチームを支えてきたベテラン勢はまるで別人のようだった。

ほとんど自分の仕事ができず、2枚のイエローカードで退場した加藤望。
ポジションがいつもと違い、中盤の仕事を託されたものの、ほとんど消えていたエドワルド・マルケス。
そして、判断ミスからみすみすゴールを献上し、試合を壊してしまったジャーン。
ベルマーレは、昨年リーグで二番目に失点の多いチームだったものの、
今年はこれまでリーグで失点が二番目に少ないチームとなった。
躍進の原動力が、ジャーンと斉藤というセンターバックコンビであったことは間違いなく事実である。

ただ、この日のジャーンは本来の強さや読みの鋭さ、そして強い心を見せることもなかった。
スリッピーでコントロールの聞かないピッチ。
2度のアクシデントともいえる突発的に訪れた失点。
そして、スピードがないという不安要素を抱えるジャーンに対して、
徳島のアタッカー陣の豊富な運動量と裏を狙うしたたかさ。
ジャーンは混乱していたように見えた。

これがチームに連鎖し、軌道修正を行うことのできないまま、試合は何事もなかったかのように終了した。
もちろん、チーム状態のいい徳島に対して、
ベルマーレは前節東京Vに引き分けたものの、この数試合は大きく調子を落としていることも事実。
けれど、坂本がいれば、アジエルがいれば、また違ったゲームになっていたかもしれない。
そして、次の試