グループホーム・有料老人ホームのホームページ作成について
グループホームや有料老人ホームは全国に施設の数も増え、競争も激しくなっています。
一般的には料金が高いので縁がない・・・なんて思う方も多いと思いますが、価格もリーズナブルな事業所も増えています。
それとは反対に、設備や食事などで高級感を前面に押し出した有料老人ホームも多く、差別化はますます進んでいます。
ニーズも多様化している中、そのニーズをキャッチし、応えることができる事業者が生き残っていくことになるでしょう。
しかし、利用者と施設側のミスマッチが起こらないよう、ホームページを使っての情報提供はますます重要になると思われます。
すぐれた設備があっても
すぐれた設備があっても、そこにいるスタッフの質が伴わなければサービスの魅力は半減します。
スタッフを確保するために、有料老人ホームやグループホームの仕事が魅力的に感じるPRをしていくことが必要です。
イベントの様子を掲載したり、行事食を紹介したり。
特に、離れて暮らす家族が情報を知る有効な手段のひとつがホームページとなります。
生き生きと生活している利用者やスタッフの表情が見れるだけで、家族は大きな安心を得ることができます。
できれば、獲得したい利用者像に近い利用者の写真を意識的に前面にすることもおすすめです。
状態の重度な利用者を中心とした施設・ホスピス住宅などに、難病で比較的まだ元気な利用者が入居しているようなケース。
元気でコミュニケーションも円滑で愛嬌もある利用者にどうしてもフォーカスを当ててしまうことが多くなると思いますが、
やはり利用者として獲得したいのは医療依存度の高い方中心であれば、意識的にそういった方の支援について写真やテキストで紹介していくのがいいでしょう。
情報提供のターゲットは、
・利用者を預けている利用者のご家族
・入居を検討している人やそのご家族
・地域のケアマネジャーや地域包括支援センター
・近隣の医療機関
それに、
有料老人ホームやグループホームで働いてみたいと思う人もターゲットとして意識するようにしてみましょう。
そこで働く職員の表情などから働きやすさなどをアピールすることができると、介護職をはじめとしたスタッフ採用につながりやすくなります。

体験入所・有料ショートの受け入れ可否
利用者側から見れば、有料老人ホームやグループホーム、いずれも最初の一歩踏み出すことが一番大きなハードルになります。
そのハードルを低くするためにあるのが体験入居や有料ショートステイなどの利用です。
いわゆるお試し利用をすることで施設の雰囲気を理解し、そこで暮らすかどうかの判断材料にすることができます。
こういったお試しの際の料金設定などがわかると相談もしやすくなるのではないでしょうか。
体験中の受診は?入浴は?住宅型であればサービス利用は?といった疑問にもQ&Aなどのページを設けて紹介していけるといいのではないでしょうか。
ブログによる情報発信
有料老人ホームやグループホーム、ホームページを持つならばブログはやっていきましょう。
イベントの様子だけでなく、日常の中で起きた些細な出来事や利用者からかけられて嬉しかった言葉など・・・。
着飾った情報だけが必要なわけではありません。
いろんな職種や部門の職員がわいわい言いながらブログで情報発信し、それが積み重なって事業所の持つ力になります。
