介護現場でも起こりうるソーシャル炎上リスクをどう回避する?

この夏、店舗の冷蔵ケースに寝そべったり、
商品で悪ふざけをしている写真がツイッターなどのSNSに投稿され、
炎上をするというケースが相次いでいます。
いち労働者の度の過ぎた悪ふざけという言い方もできますが、
企業にとっては大切な顧客の信頼を失うリスクが大きく、
その損失は決して無視できるものではありません。

SNSは友人同士のコミュニケーションではなく、
全世界に向けて発信されるツールであることを意識しなければいけません。

介護福祉事業の場合はどんな場面が想定されるでしょうか。
たとえば、
利用者の顔に落書きしたり、下品な扮装をさせて写真を投稿したり、
排泄している様子を動画や写真などで投稿するなど、
利用者のプライバシーや尊厳を侵害するものが考えられます。
悪乗りと言えば悪乗りと言うかもしれませんが、
見方によっては虐待・人権侵害に値する行為ととらえられてもおかしくありません。

企業として、当該職員に対して厳しく処分を行うことは当然ながら、
ホームページ上などでの謝罪や報告といった対処が求められます。
炎上したアカウントを削除することは、
かえって臭いものに蓋をしたととらえられ、逆に批判の的となってしまう可能性があり、
迅速かつ冷静な対応が必要となります。

こういった行為がもたらす企業への損害の大きさや、
当該職員への処分についてなど、
SNS教育を行っていくことも必要になってくるかもしれません。

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