介護保険改正、胸を張って加算をとるということ。

久しぶりに介護についての話です。

今年四月、介護保険法の改正と介護報酬の改定を迎えます。
今回の改定で、ほとんどの事業所が少なからず影響を受けるわけですが、
加算重視という流れは変わらないようです。
介護職員処遇改善交付金も加算という形で介護報酬に組み込まれ、
そのための1割の金額を利用者が負担することになります。
デイサービスは時間の枠組みが変わり、一般的な6時間以上という枠が無くなり、
5時間以上7時間未満にするか、7時間以上9時間未満にするかを検討している事業所も多いようです。

加算をとるにしろ、時間を延長するにしろ、
結果として、事業所の個性が打ち出しやすくなったという側面もあります。
それをプラスに考えることができるかどうかが、介護事業者にとって重要なことではないでしょうか。
4月以降に変更するサービスや料金などについて、文書でぽいと送ったきりにして、
ケアマネに「うまく説明しておいて」と投げてしまうようなところもあります。
そうじゃなくて、
私たちはこういった理念を持って、こういった体制で、こういったサービスを行うことで、
あなた(利用者と家族など)にこうなってほしいと願っており、
その場合、こういったサービス内容でこういった料金になります、
・・・ということをきちんと説明できるかどうかではないでしょうか。
そして、そうすることのできる大きなチャンスではないでしょうか。
そうすることで、利用者という顧客をファンにしていくのが大事です。

とりあえず、ホームページを持っている事業者様は、
改正にともなうサービスの変更などについて、
説明を補完する意味でも、ホームページ上でアナウンスすることをお勧めします。
ぜひ、この制度改正を、ケアマネや利用者・家族からの信頼を集めるためのチャンスと考えて行動してみましょう。

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