開幕6連勝。湘南ベルマーレのスタイル=DNA、継続と深化。

Jリーグが開幕し、唯一、すべての試合の勝利を収めているクラブが湘南ベルマーレ。
15得点3失点。
走力、球際の強さ、精神力、すべての面で圧倒した湘南スタイルがJ2を席巻しています。
この15得点、特定の選手に依存することなく、10人の選手がすでに得点をしており、
ベーシックなスターティングメンバー(GK秋元を除く)が全員得点していることになります。

ただ、前回J2昇格を手にした2012シーズンを見てみると、
やはり、6節までの間に10人の選手が得点を挙げています。
どのポジションの選手でもゴールができるというのは、
ベルマーレがスタイルという言葉を使う前から根づいていたDNAのようなものかもしれません。
2012年は最終的に最多得点者が9ゴールの馬場賢治で得点ランクで19位。
2007年は4人が二桁得点、2009年も5人の2桁得点。
2008年の石原直樹以降に、得点ランキング10位以内に入った選手がいないというチームが湘南ベルマーレです。

話は戻って、2012年は6試合で5勝1分け、15得点。
圧倒的にその年と違うのは、2012年はこの時点ですでに8失点をしているといことでしょう。
勢いに任せてスタイルを信じて突き進んだ2012年は10節で最初の敗戦を喫してから
8試合もの間、勝利を手にすることができませんでした。
恐れずに前に突き進むスタイルは諸刃の剣となってチームを苦しめていました。

今シーズン、いかに好不調の波を小さくしていけるかということは大きなテーマになることでしょう。
先日馬入での練習試合などを見たところ、選手層が明らかに薄い印象もあります。
苦しいときに前線で体を張ってくれるウェリントンが累積警告などで欠けた時や
永木がいないとき、遠藤航がいないとき、どう戦っていくかが大きな課題になりそうです。

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