Jリーグが返ってきた。おかえりなさい、フットボールのある日常。

おかえりなさいフットボール

とりあえず、何はなくても一言だけ言わせてほしい。

「おかえりなさい、Jリーグ!」

コロナの渦に飲まれたフットボール

中断期間は四か月に及びました。

125日間、止まっていたボールがようやく転がりました。

転がった、というよりも、多くの人の力が集まって前に転がすことができたという印象ではないでしょうか。

サッカーがある日常が当たり前ではないことを痛感できます。

今日はJ2第二節、J3の開幕節が行われました。

湿度も高そうだし、選手たちは大変だったんだろうなと思いながらも、こうしてJリーグが日常に帰ったことに心から感動しています。

東京クラシックと呼ばれるFC町田ゼルビア対東京ヴェルディの試合を見ながら、見慣れないユニフォームをまとった秋元陽太のビッグセーブに、いきいき感を隠せない天才・端戸仁のイマジネーションに、奈良輪の献身的なアップダウンに、ひとつひとつに感動と感謝が沸き上がります。

※いや、元ベルマーレだけですけど。

開始早々に町田に先制点が入ったことで、試合の流れはポゼッションするヴェルディと、カウンターでチャンスを狙う町田という展開に。圧倒的にボール支配するヴェルディ、外に開いて中、ギャップで受けては多くの選手がボールに絡む。防戦一方の町田、堅い守りで何とか跳ね返す展開。

後半には町田にも守り慣れた感があり、あわよくばカウンターで追加点を狙う展開。時間とともに一点の重みが増す。

完全にゲームは町田の思惑通り、ウノゼロで塩漬けにされるかと思ったが、天才・端戸の天才ヒールからPKゲットしたヴェルディが同点。

純粋に面白かった。

ふたりのGK。

試合もそうだけれど、同時に興味深いのは、両チームにベンチに入ったサブGK。

ヴェルディの長谷川洸と町田の福井光輝。

ふたりとも1995年生まれ。日体大の同級生でGK。

二人でGKというひとつのポジションを奪い合った関係。

ちなみに、長谷川選手のプロフィールでは対戦が楽しみな選手として福井選手を挙げ、福井選手のプロフィールでは仲のいい選手として長谷川選手を挙げています。

いいなあ、こういう関係。福井選手はベルマーレのJrユースだし。

Jリーグって素晴らしい。そして美しい。

おかえりなさい、フットボールがある日常。

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