全国老施協ホームページコンテストに思うこと。

先日エントリーさせていただいた、
全国老人施設協議会によるホームページコンテストについてですが、
アクセシビリティについても含め、いくつか見られている傾向について、
簡単な指摘というか、疑問点を。

画像にAlt属性がついていないサイトが多い

アクセシビリティから考えるとかなり致命的です。
音声読み取りブラウザなどでは一切判別されず、
何の情報が載せてあるのかわかりません。
業者がつくったものだとしたら、ちょっと問題かもしれません。
これを見ている業者のみなさん、できましたらいますぐalt属性をつけてください。

フレームを使用しているサイトが多い

これもアクセシビリティの観点から言うとNGです。
フレームがスクロールされずに表示されない部分があるサイトもありました。

更新されないサイトが多い

パンフレットのように、施設の概要やアクセスマップなど変わらない情報だけを掲載した、
更新することを前提としていないサイトが多かったです。
月ごとの行事やお知らせなどの伝達を行っていないサイトの多さが目立っています。
また、お知らせや更新情報を掲載しているサイトがあっても、
その更新頻度が少なかったり、途絶えているものも目立ちます。

FLASHを多用しているサイトが多い

見栄えを意識して、動きのあるサイト作りを心がけているというのはいい傾向ですよね。
が、本当にそのFLASH必要なの?というものもある気がするのですが。

ブログ搭載サイト、なし

昨年度のホームページコンテストでは、ブログを利用したサイトが目立ちました。
情報をオープンに、現場から伝えていくという潮流がみられていたのですが、
残念ながら、今回はブログを搭載したホームページはありませんでした。
現場発信の情報提供やネットワーク機能を備えたブログに注目が集まっていたのですが、
エントリー作品を見ると時代やムーブメントを的確に反映したものではなかったようで、
残念です。
デザイン上の見栄えやレイアウトの話は、自分が言うことではないので抜きにして。
問題はサイトをつくる際のコンセプトで、
どんなものを作って、どんな情報を提供したくて、どんな人に見て欲しいのか、
ホームページにどのような役割を求めているのかはそれぞれに違っているはずです。
その施設ごとの独自性という点で、
ホームページに反映しきれていないという点で歯がゆさを感じます。
投票は9月5日まで。
どんなサイトがグランプリになるのか、評価が楽しみです。

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