まずひとつめ。逆転昇格へ向けて。

残り4つ。
昇格圏内である3位との勝ち点差は6。
もう勝つしかなくなった湘南ベルマーレがこの試合で手にした勝ち点3の意味は大きい。


10月 3戦全敗、得点ゼロ。
悪夢のような日々を越えて、ようやくかすかな希望が見えた水戸戦。
前半は、今までと何も変わらないロングボールでのツートップ頼みの戦術。
特に目立ったのが加藤望のイージーなミスの多さやキックの精度の低さ。
それに比べて、逆サイドの菊池大介もミスは多いながら
前への意欲の高さと気迫でチームを後押ししていた。
このシーズン終盤にきて、加藤望のパフォーマンスの低下が心配。
後半は、トゥットを投入したことで、前線にボールをおさめることができるようになり、
ようやく攻撃にダイナミズムが生まれ始める。
石原とのワンツーで決めたトゥットのゴールはまさにその象徴。
トゥットの得点能力の高さには脱帽。。。神がかっているとしか言いようがない。
そして、アジエルの復帰。
柔らかいボールタッチ、軽やかなステップ、はじける笑顔。
ついに、ついに、アジエルが帰ってきた。
どん底をさまよっていたチームが、ようやく戦える状況になった。
ここにきて、やっと昇格争いのスタートラインに立ったような印象だ。
次はセレッソ戦。
負ければその時点で、4位以下に決定する可能性もある。
アジエルが90分試合に出場できるコンディションに持っていけるのか。
ただ、アジエルが入ることで、右サイドの守備が手薄になることを考えると、
ある程度時間を区切って使ってくるのか。
セレッソの香川とマッチアップするのが縦の突破にめっぽう弱い山口。
前半はアジエルを使わずに守備に重点を置くのかもしれない。
もしくは、アジエルをFWで起用して守備の負担を軽減することもできるか。
また、加藤望の状態を考えると、菊池を左サイドで起用することも考えられる。
この試合で力強い突破を魅せた永里源気を起用するのもひとつの方法か。
ここにきて、菅野監督の手腕が試される試合になったといえよう。
仮にJ1昇格を逃した場合を想定しても、
この試合での監督の采配が続投・解任を大きく左右する一戦になるのではないだろうか。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

two × three =