2008シーズン終了。課題と展望。

2008年シーズンは雪のちらつく福岡で幕を閉じ、
入れ替え戦での昇格に望みを託したサポーターの願いはかなうことなく、
チームが平塚競技場にもどることはなかった。


最終戦もセットプレーからの失点。
今シーズンを総括すると、圧倒的にセットプレーに弱かった。
もちろん、守備だけでなく、攻撃も。
ひとつにはジャーンの長期離脱は大きかった。
加えて、身長のわりにセットプレーに強いアジエルや、
外国人FW不在の期間が長かったこともある。
そして、セットプレーのキッカーの質にもいささか不安を感じ得ない。
加藤望を中心にセットプレーを展開したものの、
特にシーズンの後半にかけてキックの精度が落ちている印象は否めない。
また、加藤の不在時は菊池や坂本がキッカーになる場合も多く、
スペシャリストがいないというのは大きなハンディキャップになるだろう。
それと、この日も後半の立ち上がりに失点したように、立ち上がりに弱い。
セットプレーも含めて、高い集中力を保たなければいけないはずの時間で弱いのは、
精神的な面での弱さなのか。
さて、来季に向けて、退団選手の発表や新加入選手の発表などが行われていくことになるが、
最大の関心事は、
外国人選手の動向と、清水からレンタル中の斉藤の動向だろう。
それと、もうひとつ。
菅野監督のままで、昇格を目指せるのかということ。
確かに、最終節まで昇格の可能性を残したし、順位も昨年より一つ上がった。
けれど、大事な試合にことごとく敗れ、シーズン後半戦は完全に失速、
昇格を目指すチームの戦い方としてふさわしいものではなかった。
2002年に5位まで上りつめた田中孝司監督を解任してからの低迷した時間の長さが大きなトラウマとなっているような印象があり、
思い切った決断を下すことは難しい状況ではないかと思えるが、
フロントがどういった判断を下すのかにも大きな注目が集まりそうだ。

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