※この記事は2009年に掲載されたものを2025年に一部加筆・修正したものです。
介護事業所のホームページ制作で、いちばん悩まれるのが「原稿」や「文章づくり」の部分です。
写真やサービス内容はそろっているのに、いざテキストを書くとなると手が止まってしまう。
「どこまで書けばいいのか」「専門的な内容をどう表現すればいいのか」──そんな声を多く聞きます。
実は、原稿がうまく書けないのは“文才”の問題ではありません。
伝える相手をイメージできていない、あるいは伝える順序が整理できていないだけなんです。
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現場を知る制作会社だからこそできる「伝わる原稿づくり」
ウェルコネクトは、介護・福祉業界に特化したホームページ制作を行っています。
介護職やケアマネジャーとして現場を経験してきたスタッフが、業界特有の言葉や制度の背景を理解したうえで、
「どんな文章なら利用者や家族、求職者に伝わるのか」を一緒に考えます。
一般的な制作会社では、原稿のライティングをクライアント任せにすることが多いですが、
介護の現場は専門用語が多く、思いや取り組みを“伝わる言葉”に変換するには業界理解が欠かせません。
そのためウェルコネクトでは、原稿作成の段階からアドバイスや添削を行い、実際の制度運用に正しく合っているか、整合性が整っているかを確認。
誰に向けて発信するページなのか、このページの目的は何か、という視点も加えつつ、必要に応じてライティング支援も提供しています。
今回はホームページにおける文章作成のポイントについてまとめております。
原稿を書くときに意識したい3つのポイント
| ポイント | 内容 | 具体例 |
|---|---|---|
| 1. 相手の目線で伝える | 利用者に対しては専門用語を使うより、「何が安心で、どう便利か」を書く | 「起居動作」→「ベッドからの起き上がり・立ち上がりなどの動作」 |
| 2. 他事業所との違いを明確に | サービス内容だけでなく、理念や雰囲気、スタッフの姿勢を言葉にする | 「機能訓練重視」「医療連携あり」「家庭的な雰囲気」など |
| 3. 検索されやすい言葉を入れる(SEO) | 地域名+サービス種別+特徴を組み合わせる | 「○○市 デイサービス」「訪問介護 夜間対応」など |
これらを意識するだけで、文章の質が大きく変わります。
つまり、“誰に伝えるか”を決めたうえで、“どう探されたいか”を意識すること。
これがホームページの原稿づくりで最も大切な視点です。
事業者の想いを伝えるために
クライアント様から頂く原稿。そこにとても強い熱意を感じることもあります。
介護サービスに携わる人はそこに大きな情熱や使命感、社会のために果たすべき責任感を持っていることが多く、その気持ちは本当に文章からも感じられます。
でも、そう感じられるのは同じ、介護業界にいる人間だからなのかもしれない。
その言葉を、利用者側が見たらどう感じるか、求職者が見たらどう感じるか、そういった視点を持つことも大事です。
制作する側の自分だから読み取れる情熱・介護業界の内側にいるから理解できる想い。
それが、初めてホームページを訪れた人にも伝わる形になっているか。
そこには、想いと文章のあいだのギャップがあると感じることも少なくありません。
想いはそのままに、角度を変えたり、言葉を整理するだけで、伝わる表現にすることはできます。もちろん、キーワードを意識することで検索で有利にすることもできます。
ホームページの原稿に、どんな言葉を並べるのか。これだけでホームページの持つ価値が大きく変わります。
「書けない」ではなく「一緒に整理する」
ウェルコネクトでは、原稿づくりのサポートも制作メニューに含めています。
たとえば、
- 事業所の理念や強みをアンケートで受け取ったうえで最適な文章に書き換える
- 既存のパンフレットやサービス情報公表システムに掲載されたテキストをリライト(構成と表現を整理)
- SEOを意識したキーワード選定とライティングアドバイス
など、現場の想いを“伝わる形”に整えるお手伝いをしています。
「テキストが苦手」「言葉にするのが難しい」という方でも大丈夫。
介護業界を熟知したスタッフが、利用者目線と検索対策の両方から、最適な文章づくりを提案します。
もちろんchatGPTなどのAIを使って、ポンだしでもいいんですけれど、やはりどういう設計でターゲットをどうするかなど、細かく前提を整えないと思い通りの文章は作れません。一度使ってみるのはいいことだと思いますが、逆に抽象的になりすぎることもあるので、しっかり考えてから使用することをお勧めします。
想いは、言葉にしてこそ届く
介護事業所のホームページに載る文章は、単なる説明文ではありません。
それは、あなたの事業所が「どんな想いで介護に向き合っているか」を伝える大切なメッセージです。
少しの工夫で、同じ内容でも伝わり方は大きく変わります。
そして、事業所のブランディングにもつながります。
その一歩を支えるのが私たちウェルコネクトの役割です。

編集:
介護福祉ウェブ制作ウェルコネクト編集部(主任介護支援専門員)
ケアマネジャーや地域包括支援センターなど相談業務に携わった経験や多職種連携スキルをもとに、介護福祉専門のウェブ制作ウェルコネクトを設立。情報発信と介護事業者に特化したウェブ制作サービスとAIを活用した業務改善提案を行う。







“介護事業所のホームページ、文章づくりで止まっていませんか?「テキスト設計」で解決” への1件のフィードバック